AI特許調査
事例紹介
ソフトカプセルに関する特許調査をしてみた!
テーマ:ソフトカプセルに関するAI特許調査
・調査観点
クエン酸及びアミノ酸を含有するゼラチン皮膜と、特定の粘度を有するガムベースを組み合わせ、咀嚼時に段階的な崩壊を示すソフトカプセルにおいて、皮膜中のクエン酸濃度と温度依存的な崩壊挙動を制御し、口腔内での滞留時間を最適化することを特徴とするソフトカプセル。
目的
上記のアイデア(調査観点)に関連する特許を抽出する。
条件
調査対象国:JP
調査資料:特許公報、実用新案公報
調査期間:出願10年
ステータス:生死不問
調査母集合:ソフトカプセルに関するもの
作業
- AIを使って、アイデアを生成&ブラッシュアップ
- AIを使って、アイデアに関連する特許を抽出
- AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(詳細評価)
- AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(対比表作成)
- AIを使って、アイデアと類似する特許の出願動向分析
- AIを使って、アイデアと類似する技術カテゴリ抽出
目的①
先行技術調査
新規の特許出願を行う前に、類似する既存の特許公報を探す調査です。発明の新規性や進歩性を確認し、特許取得の可能性を判断します。無駄な出願を防ぎ、より強い特許請求範囲の作成に役立ちます。
目的②
侵害予防調査
新製品の開発・販売前に、他社の特許権を侵害していないかを確認する調査です。他社特許に抵触するリスクを事前に把握し、設計変更や回避策の検討、ライセンス交渉の判断材料として活用します。
目的③
無効資料調査
特定の特許の有効性を検証するための調査です。対象特許の出願前に公知となっていた特許公報を探し、新規性や進歩性を否定できる資料を収集します。特許無効審判や侵害訴訟での資料に使用されます。
ソフトカプセル × 事例紹介
Case Study
AIを活用した特許調査を動画とテキストでご紹介!
近年、人工知能(AI)技術の進歩により、特許調査の手法も大きく変化しています。AIを活用した特許調査では、従来の検索式による方法に加え、自然言語処理や機械学習の技術を用いることで、より広範な関連技術の発見や、類似特許の効率的な抽出が可能となっています。
特に、AIによる言語の意味理解や文脈把握により、キーワードだけでは発見が困難だった技術文献の特定や、異なる技術分野での類似発明の発見などで成果を上げています。また、大量の特許文献を短時間で分析し、技術動向の可視化や重要文献の優先度付けなども実現しています。
このような先進的な調査手法の導入により、調査の質と効率が向上し、より効果的な特許戦略の立案が可能となっています。
AIを使って、アイデアを生成&ブラッシュアップ
AIを活用し、特許出願できそうなアイデアを10件、考えました。
以下の通り、ご報告いたします。
1. 多層構造カプセル製剤の製造方法
固形製剤の製造において、外層にゼラチンと低メトキシペクチンを含む腸溶性皮膜、中間層に崩壊制御層、内層に有効成分を含む三層構造を有し、中間層には結晶セルロースとヒドロキシプロピルセルロースの混合物を用い、各層の厚みを独立して制御することで、胃内での崩壊を防止しつつ小腸での薬物放出を最適化する多層構造カプセル製剤の製造方法において、各層の接着強度を調整することを特徴とする製造方法。
・アイデアの特徴
①外層、中間層、内層からなる三層構造を形成する
②外層にゼラチンと低メトキシペクチンを含む腸溶性皮膜を使用する
③中間層に結晶セルロースとヒドロキシプロピルセルロースの混合物を配置する
④各層の厚みを独立して制御可能な製造工程を有する
⑤層間の接着強度を調整する工程を含む
2. 崩壊時間制御型ソフトカプセル
クエン酸及びアミノ酸を含有するゼラチン皮膜と、特定の粘度を有するガムベースを組み合わせ、咀嚼時に段階的な崩壊を示すソフトカプセルにおいて、皮膜中のクエン酸濃度と温度依存的な崩壊挙動を制御し、口腔内での滞留時間を最適化することを特徴とするソフトカプセル。
・アイデアの特徴
①ゼラチン皮膜にクエン酸及びアミノ酸を配合する
②特定粘度のガムベースを使用する
③咀嚼時に段階的な崩壊を示す構造を有する
④皮膜中のクエン酸濃度を制御する
⑤温度依存的な崩壊挙動を制御する機構を備える
3. 機能性成分安定化ソフトカプセル
ポリフェノール含有成分とカテキン類を含む内容物に対し、特定の分子量分布を有する低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを安定化剤として添加し、カプセル皮膜との相互作用を抑制することで長期保存安定性を向上させた機能性成分含有ソフトカプセルにおいて、内容物のpH調整と水分活性の制御を行うことを特徴とするソフトカプセル。
・アイデアの特徴
①ポリフェノール含有成分とカテキン類を配合する
②特定分子量分布の低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを使用する
③カプセル皮膜との相互作用を抑制する構造を有する
④内容物のpH調整機構を備える
⑤水分活性を制御する手段を含む
4. 複合崩壊制御型固形製剤
結晶セルロース、リン酸水素カルシウム及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを含む崩壊制御基材に、複数の有効成分を含有させ、各成分の溶出挙動を独立して制御する固形製剤において、製剤内部の水分移動経路を最適化することで崩壊性と安定性を両立することを特徴とする固形製剤。
・アイデアの特徴
①結晶セルロース、リン酸水素カルシウム及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを配合する
②複数の有効成分を含有する
③各成分の溶出挙動を独立して制御する
④製剤内部の水分移動経路を最適化する
⑤崩壊性と安定性の両立を実現する構造を有する
5. 温度応答性ソフトカプセル
ゼラチンとアミド化度が制御された低メトキシペクチンを含む皮膜に、特定の転移温度を有する温度応答性ポリマーを配合し、体温による崩壊挙動を制御するソフトカプセルにおいて、皮膜の物理的強度と崩壊性のバランスを最適化することを特徴とするソフトカプセル。
・アイデアの特徴
①ゼラチンと低メトキシペクチンを含む皮膜を形成する
②特定転移温度の温度応答性ポリマーを配合する
③体温による崩壊挙動を制御する機構を有する
④皮膜の物理的強度を調整する
⑤崩壊性とのバランスを最適化する構造を備える
6. 選択的溶解性固形製剤
軽質無水ケイ酸及びケイ酸カルシウムを含む流動化剤と、クロスポビドン及びカルメロースカルシウムを含む崩壊剤を組み合わせ、pH依存的な溶解挙動を示す固形製剤において、製剤内部の微細構造を制御することで選択的な有効成分の放出を実現することを特徴とする固形製剤。
・アイデアの特徴
①軽質無水ケイ酸及びケイ酸カルシウムを流動化剤として使用する
②クロスポビドン及びカルメロースカルシウムを崩壊剤として配合する
③pH依存的な溶解挙動を示す構造を有する
④製剤内部の微細構造を制御する
⑤選択的な有効成分放出機構を備える
7. 多機能性ソフトカプセル製剤
アミノ酸及びクエン酸を含有するゼラチン皮膜に、特定の粘弾性を有する機能性高分子を配合し、咀嚼時の物性変化と有効成分の放出制御を両立するソフトカプセル製剤において、皮膜構造の均一性と機械的強度を最適化することを特徴とするソフトカプセル製剤。
・アイデアの特徴
①アミノ酸及びクエン酸を含有するゼラチン皮膜を形成する
②特定粘弾性の機能性高分子を配合する
③咀嚼時の物性変化を制御する
④有効成分の放出を制御する機構を有する
⑤皮膜構造の均一性と機械的強度を最適化する
8. 安定化ソフトカプセル組成物
塩類化合物を含有する皮膜基材に、ヒドロキシチロソール及びその誘導体を安定な状態で封入し、皮膜との相互作用を制御するソフトカプセル組成物において、内容物の酸化防止と皮膜の物性維持を両立することを特徴とするソフトカプセル組成物。
・アイデアの特徴
①塩類化合物を含有する皮膜基材を使用する
②ヒドロキシチロソール及びその誘導体を封入する
③皮膜との相互作用を制御する構造を有する
④内容物の酸化を防止する機構を備える
⑤皮膜の物性を維持する手段を含む
9. 崩壊制御型固形組成物
結晶セルロースとヒドロキシプロピルセルロースの特定比率混合物を基材とし、カシス抽出物を含有する固形組成物において、製剤の密度分布と空隙率を制御することで崩壊性と保存安定性を最適化することを特徴とする固形組成物。
・アイデアの特徴
①結晶セルロースとヒドロキシプロピルセルロースを特定比率で混合する
②カシス抽出物を含有する
③製剤の密度分布を制御する
④空隙率を制御する構造を有する
⑤崩壊性と保存安定性を最適化する機構を備える
10. 機能調節型ソフトカプセル
ビタミンCとアンペロプシンを含む内容物に対し、特定のゼリー強度を有するゼラチンを用いた皮膜で被覆し、内容物と皮膜の相互作用を制御するソフトカプセルにおいて、皮膜の架橋度と可塑性を調節することを特徴とするソフトカプセル。
・アイデアの特徴
①ビタミンCとアンペロプシンを含む内容物を配合する
②特定ゼリー強度のゼラチンを皮膜として使用する
③内容物と皮膜の相互作用を制御する
④皮膜の架橋度を調節する機構を有する
⑤皮膜の可塑性を調節する手段を備える
AIを使って、アイデアに関連する特許を抽出
以下のアイデアに関連する特許公報を8件抽出しました。
以下の通り、報告いたします。
・アイデア(調査観点、請求項案)
クエン酸及びアミノ酸を含有するゼラチン皮膜と、特定の粘度を有するガムベースを組み合わせ、咀嚼時に段階的な崩壊を示すソフトカプセルにおいて、皮膜中のクエン酸濃度と温度依存的な崩壊挙動を制御し、口腔内での滞留時間を最適化することを特徴とするソフトカプセル。
■技術的特徴
上記のアイデアの技術的特徴は以下の通りです:
①ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有する
②特定の粘度を有するガムベースを含む
③咀嚼時に段階的な崩壊を示す
④皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御
⑤温度依存的な崩壊挙動の制御による口腔内滞留時間の最適化
1.関連公報の抽出結果
上記のアイデアに関連する公報を8件、抽出しました。
- JP2024007452 (三生医薬、2024-01-18公開) ソフトカプセル剤
- JP2023163572 (中日本カプセル、2023-11-10公開) ソフトカプセル
- JP2018076315 (富士カプセル、2018-05-17公開) ソフトカプセル皮膜
- JP2024029472 (中日本カプセル、2024-03-06公開) 嚥下補助ゼリー
- JP2015163716 (富士カプセル、2015-09-10公開) ソフトカプセル及びその製造方法
- JP2022075306 (中日本カプセル、2022-05-18公開) ソフトカプセルの製造方法及びソフトカプセル
- JP2023032818 (中日本カプセル、2023-03-09公開) ソフトカプセルの製造方法及びソフトカプセル
- JP2021100917 (中日本カプセル、2021-07-08公開) ソフトカプセル皮膜、ソフトカプセル、及び、ソフトカプセルの製造方法
2.特徴別の該否結果
上記で抽出した特許公報8件について、アイデアの特徴5点に関する該否結果をまとめました。
※評価基準:〇(特徴の要件を全て含む)、△(特徴の要件を一部含む)、×(特徴の要件を一つも含まない)
公報番号(出願人) | 類似度(%) | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|
JP2024007452(三生医薬) | 90 | 〇 | × | △ | 〇 | 〇 |
JP2023163572(中日本カプセル) | 85 | × | 〇 | 〇 | × | △ |
JP2018076315(富士カプセル) | 80 | △ | △ | 〇 | × | 〇 |
JP2024029472(中日本カプセル) | 75 | × | △ | △ | × | 〇 |
JP2015163716(富士カプセル) | 70 | △ | × | 〇 | △ | △ |
JP2022075306(中日本カプセル) | 65 | × | × | △ | × | △ |
JP2023032818(中日本カプセル) | 60 | × | × | △ | × | 〇 |
JP2021100917(中日本カプセル) | 55 | × | × | △ | × | △ |
3.抽出公報の詳細レビュー
類似度の高い抽出公報3件について、より詳細な評価結果をまとめました。
■1件目:類似度 90%
- 公開番号:JP2024007452
- 出願日:2023-06-28
- 公開日:2024-01-18
- 出願人:三生医薬株式会社
- 名称:ソフトカプセル剤
- 結果:類似度90%、①〇、②×、③△、④〇、⑤〇
- 要点:(産業分野)医薬品・健康食品分野のソフトカプセル。(課題)製剤性を低減することなく、長期にわたり優れた崩壊性を示すソフトカプセル剤の提供。(解決手段)カプセル皮膜にゼラチン、アミノ酸及びクエン酸を含有させる。(効果・特徴)崩壊性の経時的な低下を抑制し、長期保存後も良好な崩壊性を維持できる。
- 公報リンク:https://patents.google.com/patent/JP2024007452
特徴別の該否結果と判定理由
①ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有:〇
※判定理由:「カプセル皮膜がゼラチン、アミノ酸及びクエン酸を含有する」と明記されている。
②特定の粘度を有するガムベース:×
※判定理由:ガムベースに関する記載がない。
③咀嚼時に段階的な崩壊を示す:△
※判定理由:崩壊性について言及されているが、段階的な崩壊については明確な記載がない。
④皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御:〇
※判定理由:クエン酸を含有することで崩壊性を制御する技術が開示されている。
⑤温度依存的な崩壊挙動の制御:〇
※判定理由:保存時と使用時の温度による崩壊挙動の制御が記載されている。
■2件目:類似度 85%
- 公開番号:JP2023163572
- 出願日:2022-04-28
- 公開日:2023-11-10
- 出願人:中日本カプセル株式会社
- 名称:ソフトカプセル
- 結果:類似度85%、①×、②〇、③〇、④×、⑤△
- 要点:(産業分野)医薬品・食品分野のソフトカプセル。(課題)咀嚼によりチューインガムとなる新規なソフトカプセルの提供。(解決手段)ゼラチンとガムベースを特定の比率で含有するソフトカプセル皮膜を形成。(効果・特徴)咀嚼時にガムベースが作用して段階的な崩壊を示す。
- 公報リンク:https://patents.google.com/patent/JP2023163572
特徴別の該否結果と判定理由
①ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有:×
※判定理由:クエン酸とアミノ酸の含有に関する記載がない。
②特定の粘度を有するガムベース:〇
※判定理由:「ゼラチン100重量部に対して52.8重量部~105.6重量部」という特定のガムベース含有量が記載されている。
③咀嚼時に段階的な崩壊を示す:〇
※判定理由:咀嚼によりチューインガムとなる特徴が明確に記載されている。
④皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御:×
※判定理由:クエン酸による崩壊制御に関する記載がない。
⑤温度依存的な崩壊挙動の制御:△
※判定理由:温度による影響への言及はあるが、具体的な制御方法の記載はない。
■3件目:類似度 80%
- 公開番号:JP2018076315
- 出願日:2017-11-02
- 公開日:2018-05-17
- 出願人:富士カプセル株式会社
- 名称:ソフトカプセル皮膜
- 結果:類似度80%、①△、②△、③〇、④×、⑤〇
- 要点:(産業分野)医薬品・健康食品分野のソフトカプセル。(課題)咀嚼機能や口腔機能が衰えている者が利用できる、弱い力で噛み切れるソフトカプセルの提供。(解決手段)ゼラチン、グリセリン、セルロース類に可溶性澱粉を添加した皮膜組成物。(効果・特徴)良好な咀嚼性と皮膜強度を両立。
- 公報リンク:https://patents.google.com/patent/JP2018076315
特徴別の該否結果と判定理由
①ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有:△
※判定理由:ゼラチン皮膜は記載されているが、クエン酸とアミノ酸の含有に関する具体的な記載はない。
②特定の粘度を有するガムベース:△
※判定理由:皮膜の物性制御に関する記載はあるが、ガムベースの具体的な記載はない。
③咀嚼時に段階的な崩壊を示す:〇
※判定理由:咀嚼による破断特性が具体的に記載されている。
④皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御:×
※判定理由:クエン酸による崩壊制御に関する記載がない。
⑤温度依存的な崩壊挙動の制御:〇
※判定理由:冷蔵後・冷凍後を含む温度条件での咀嚼性について具体的な記載がある。
4.総括(考察・コメント)
ユーザーが入力したアイデアと抽出した公報を比較すると、以下のような考察ができます:
1.産業分野の比較:
・アイデアと抽出公報は、いずれも医薬品・健康食品分野のソフトカプセル技術に関するものである。
・特に口腔内での崩壊制御や咀嚼性に着目した技術が多く見られる。
2.課題の比較:
・抽出公報は主に単一の課題(崩壊性の制御、咀嚼性の付与など)に焦点を当てている。
・アイデアは、クエン酸濃度と温度依存性を組み合わせた複合的な制御を目指しており、より高度な技術といえる。
3.解決手段の比較:
・抽出公報では、個別の添加剤(クエン酸、アミノ酸、ガムベースなど)の効果に着目している。
・アイデアは、これらの要素を組み合わせ、さらに温度依存性も考慮した包括的な制御方法を提案している。
・特に、皮膜中のクエン酸濃度と温度依存的な崩壊挙動を組み合わせた制御方法は、既存技術には見られない特徴である。
新規性や進歩性に関する意見やアドバイスを得るためには、弁理士などの専門家に相談することをお勧めします。
AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(詳細評価)
アイデアの特徴①②③④⑤と抽出公報を対比、評価しました。
以下の通り、ご報告いたします。
・アイデアの特徴
①ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有する
②特定の粘度を有するガムベースを含む
③咀嚼時に段階的な崩壊を示す
④皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御
⑤温度依存的な崩壊挙動の制御による口腔内滞留時間の最適化
・抽出公報
公報番号:JP2024007452(出願日:2023-06-28、公開日:2024-01-18、出願人:三生医薬株式会社、名称:ソフトカプセル剤)
・該否結果
※評価基準:〇(特徴の要件を全て含む)、△(特徴の要件を一部含む)、×(特徴の要件を一つも含まない)
公報番号(出願人) | 類似度 (%) | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|
JP2024007452(三生医薬) | 40% | 〇 | × | × | △ | × |
特徴①と抽出公報との比較
・該否結果:〇
・特徴①に対応する箇所と内容:
【請求項1】
「カプセル皮膜がゼラチン、アミノ酸及びクエン酸を含有する、ソフトカプセル剤。」
・補足:
特徴①は「ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有する」であり、抽出公報Ⅰの請求項1に同一の記載があります。
特徴②と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴②に対応する箇所と内容:
関連する記載無し。
・補足:
特徴②は「特定の粘度を有するガムベースを含む」ですが、抽出公報Ⅰにはガムベースに関する記載はありません。
特徴③と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴③に対応する箇所と内容:
関連する記載無し。
・補足:
特徴③は「咀嚼時に段階的な崩壊を示す」ですが、抽出公報Ⅰには咀嚼時の段階的崩壊に関する記載はありません。
特徴④と抽出公報との比較
・該否結果:△
・特徴④に対応する箇所と内容:
【請求項4】
「クエン酸を、ゼラチン100質量部に対し、0.5~3質量部含有する」
・補足:
特徴④は「皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御」ですが、抽出公報Ⅰではクエン酸の含有量は規定されているものの、崩壊挙動との関係については明確な記載がありません。
特徴⑤と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴⑤に対応する箇所と内容:
関連する記載無し。
・補足:
特徴⑤は「温度依存的な崩壊挙動の制御による口腔内滞留時間の最適化」ですが、抽出公報Ⅰには温度依存性や口腔内滞留時間に関する記載はありません。
総括(アイデアと抽出公報の比較)
産業分野の比較:両者ともにソフトカプセル剤という医薬品製剤分野に属しており、特にゼラチンを主成分とする皮膜組成物に関する技術である。抽出公報は医薬品用途に特化しているのに対し、アイデアはより広い用途を想定している点で異なる。
課題の比較:抽出公報は長期安定性と崩壊性の両立という課題に焦点を当てているのに対し、アイデアは口腔内での段階的な崩壊制御という異なる課題に取り組んでいる。両者とも製剤の性能向上を目指しているが、着目している性能が異なる。
解決手段の比較:抽出公報はゼラチン皮膜へのアミノ酸とクエン酸の配合という基本的な組成は共通するものの、アイデアはさらにガムベースの使用や温度依存的な崩壊制御など、より複雑な制御機構を採用している点で異なるアプローチを取っている。
AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(対比表作成)
以下は、アイデアの特徴と抽出公報に関して対比表にまとめたものです:
アイデアの特徴と抽出公報との対比表
特徴 | 記載箇所 | 記載内容(抽出公報から転記) | 一致点 | 相違点 | 類似度 | 関連評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
①:ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有する | 【請求項1】 | カプセル皮膜がゼラチン、アミノ酸及びクエン酸を含有する、ソフトカプセル剤。 | ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有する構成が完全に一致 | なし | 高い | 〇 |
②:特定の粘度を有するガムベースを含む | なし | 関連する記載なし | なし | ガムベースに関する記載が全くない | なし | × |
③:咀嚼時に段階的な崩壊を示す | なし | 関連する記載なし | なし | 咀嚼時の崩壊性に関する記載がない | なし | × |
④:皮膜中のクエン酸濃度による崩壊挙動の制御 | 【請求項4】 | クエン酸を、ゼラチン100質量部に対し、0.5~3質量部含有する | クエン酸の含有量が具体的に規定されている | 崩壊挙動との関連性について言及なし | 中程度 | △ |
⑤:温度依存的な崩壊挙動の制御による口腔内滞留時間の最適化 | なし | 関連する記載なし | なし | 温度依存性や口腔内滞留時間に関する記載なし | なし | × |
■総括(考察、コメント)
総合評価:両者は基本的な材料構成では類似性を持つものの、機能性や制御性の面で大きく異なっています。アイデアの方がより高度な機能制御を目指した製剤設計となっています。類似度は約40%と評価され、これは基本構成の一致に主に起因するものと考えられます。
基本構成:アイデアと抽出公報は、ゼラチン皮膜にクエン酸とアミノ酸を含有する点で基本的な構成が一致しています。これは製剤の基本的な特徴を共有していることを示しています。
ガムベースと崩壊性:アイデアではガムベースの粘度特性と段階的崩壊性を重要な特徴としていますが、抽出公報にはこれらに関する記載がありません。これは製剤の使用目的や機能に大きな違いがあることを示唆しています。
クエン酸の役割:両者ともクエン酸の含有を特徴としていますが、アイデアでは崩壊挙動の制御という機能的な側面を強調しているのに対し、抽出公報では単に含有量の規定にとどまっています。
温度依存性:アイデアでは温度依存的な崩壊挙動と口腔内滞留時間の最適化を特徴としていますが、抽出公報にはこれらに関する記載がありません。これは製剤の高度な機能制御の有無という点で大きな違いを示しています。
AIを使って、アイデアと類似する特許の出願動向分析
本テーマに関連する特許出願について、出願年,出願人等の観点で分析しました。
1-1. 出願年別の傾向分析:
出願年 | 件数 | 主な技術トレンド |
---|---|---|
2015年 | 12件 | 医薬品製剤の安定性向上、崩壊性改善、防湿性向上 |
2016年 | 8件 | 軟カプセル皮膜改良、医薬品配合技術 |
2017年 | 10件 | カプセル崩壊制御、製剤安定化技術 |
2018年 | 6件 | 機能性食品製剤、ソフトカプセル技術 |
2019年 | 5件 | 腸溶性製剤、徐放性制御技術 |
2020年 | 3件 | 口腔内崩壊錠技術、内服固形剤 |
2021年 | 8件 | 耐熱性カプセル、水なし服用製剤 |
2022年 | 8件 | 咀嚼性ソフトカプセル、嚥下補助技術 |
2023年 | 5件 | 固結防止技術、製剤安定化 |
・補足説明
出願傾向を分析すると、2015-2017年に出願が集中しており、基本的な製剤技術の開発が活発であったことが分かります。近年は、高齢化社会に対応した服用性改善(嚥下補助、水なし服用など)や、製剤の安定性向上に関する技術開発にシフトしています。特に2021年以降は、ソフトカプセルの改良や咀嚼性製剤など、服用性と機能性を両立させる技術への注力が見られます。
1-2. 主要出願人別の技術領域:
出願人 | 件数 | 主な技術領域 |
---|---|---|
大正製薬 | 11件 | 固形製剤、崩壊性改善、安定化技術 |
中日本カプセル | 8件 | ソフトカプセル、カプセル皮膜技術 |
富士カプセル | 7件 | 腸溶性カプセル、シームレス技術 |
興和 | 6件 | 医薬品配合技術、安定化技術 |
ファンケル | 5件 | 機能性食品、ビタミン製剤 |
その他 | 63件 | 口腔内崩壊錠、製剤化技術など |
・補足説明
主要出願人の分析から、大手製薬メーカーは基礎的な製剤技術や安定化技術の開発に注力する一方、カプセル専業メーカーはカプセル皮膜や製造方法の改良に特化していることが分かります。特に中日本カプセルと富士カプセルは、ゼラチンに依存しない新規カプセル基材の開発や、機能性付与技術の開発に力を入れています。
1-3. 技術分野別の分類:
技術分野 | 件数 | 主な特徴 |
---|---|---|
製剤基盤技術 | 35件 | 崩壊性制御、安定化、製造方法 |
カプセル技術 | 25件 | 皮膜改良、腸溶性付与、製造方法 |
機能性製剤 | 20件 | 徐放性、生体利用性向上 |
服用性改善 | 12件 | 嚥下補助、水なし服用、咀嚼性 |
医薬品配合 | 8件 | 相互作用防止、安定化 |
・補足説明
技術分野別の分析からは、基礎的な製剤技術の改良が依然として主流である一方で、服用性改善や機能性付与といった付加価値技術の開発も増加傾向にあることが分かります。特に高齢者向けの製剤技術や、生体利用性を高める技術の開発が注目されています。
1-4. 技術課題別の分類:
技術課題 | 件数 | 主なアプローチ |
---|---|---|
製剤安定性 | 30件 | 配合設計最適化、製造方法改良 |
服用性向上 | 25件 | 崩壊性改善、嚥下補助技術 |
機能性付与 | 20件 | 徐放化、腸溶性付与 |
製造効率化 | 15件 | 工程簡略化、品質向上 |
原料改良 | 10件 | 新規基材開発、代替材料 |
・補足説明
技術課題の分析からは、製剤の安定性向上が最も重要な課題として認識されている一方で、服用性向上に関する技術開発も活発化していることが分かります。特に高齢化社会に対応した製剤技術の開発や、製造効率の改善による低コスト化への取り組みが目立ちます。
1-5. 総括
固形製剤に関する特許出願動向を分析した結果、従来からの製剤安定性向上や製造方法改良といった基礎的な技術開発に加え、高齢化社会に対応した服用性改善技術や、機能性付与技術の開発が活発化していることが明らかになりました。特にカプセル製剤分野では、環境配慮や安全性向上の観点から、従来のゼラチンに依存しない新規基材の開発が進められています。また、医薬品メーカーを中心に、製剤の付加価値向上や製造効率化に向けた技術開発が継続的に行われており、今後も製剤技術の更なる進化が期待されます。
特許出願の内容を出願年,出願人の観点から分析しました。
2-1. 技術分野による分類
技術分野 | 特徴的な出願内容 | 件数 |
---|---|---|
錠剤製造技術 | 崩壊性向上、硬度確保、打錠性改善 | 35件 |
カプセル製剤技術 | ソフトカプセル、硬カプセルの製造・安定化 | 30件 |
医薬品有効成分の安定化 | 光安定性、湿度安定性の向上 | 15件 |
食品・サプリメント | 機能性食品、健康食品の製剤化 | 12件 |
生薬・漢方製剤 | エキス製剤の安定化、製剤化 | 8件 |
補足説明:
分析の結果、錠剤製造技術とカプセル製剤技術が主要な技術分野となっています。特に崩壊性や安定性の改善に関する技術が多く見られ、これは服用性や品質維持の観点から重要な課題に取り組んでいることを示しています。また、医薬品有効成分の安定化技術や食品・サプリメント分野への応用も活発に行われています。
2-2. 産業分野による分類
産業分野 | 応用例 | 該当特許数 |
---|---|---|
医薬品製造 | 錠剤、カプセル剤の製造 | 45件 |
健康食品・サプリメント | 機能性食品、栄養補助食品 | 25件 |
漢方・生薬 | 漢方エキス製剤、生薬製剤 | 15件 |
製造装置・製造方法 | 製造プロセス、品質管理 | 10件 |
化粧品・美容 | 美容サプリメント | 5件 |
補足説明:
医薬品製造分野が最も多く、特に経口固形製剤の製造に関する特許が主流です。次いで健康食品・サプリメント分野が多く、機能性表示食品制度の施行以降、この分野での開発が活発化していることがわかります。また、漢方・生薬分野では、伝統的な処方を現代的な製剤技術で改良する取り組みが見られます。
2-3. 製品分野による分類
製品分野 | 具体例 | 件数 |
---|---|---|
固形製剤 | 錠剤、顆粒剤、散剤 | 40件 |
カプセル製剤 | ソフトカプセル、ハードカプセル | 30件 |
口腔内崩壊錠 | 速崩壊錠、チュアブル錠 | 15件 |
機能性食品 | サプリメント、健康食品 | 10件 |
医薬部外品 | 美容製品、健康補助食品 | 5件 |
補足説明:
固形製剤とカプセル製剤が主要な製品分野となっており、特に服用性や安定性を向上させる技術開発が活発です。口腔内崩壊錠も重要な製品分野として確立されており、高齢者や嚥下困難者への対応として注目されています。また、機能性食品分野では、医薬品技術の応用が進んでいます。
2-4. 技術背景による分類
技術背景 | 内容 | 関連特許数 |
---|---|---|
製剤安定性 | 保存安定性、光安定性の向上 | 35件 |
服用性改善 | 崩壊性、嚥下性の向上 | 30件 |
品質向上 | 製造工程の改善、品質管理 | 20件 |
機能性付与 | 新規機能の付与、効果向上 | 10件 |
コスト低減 | 製造効率化、原料選定 | 5件 |
補足説明:
製剤の安定性向上と服用性改善が主要な技術背景となっています。特に高齢化社会に対応した服用性の改善や、製品の品質保持期間延長のための安定性向上に関する技術開発が重視されています。また、製造工程の効率化や品質向上も重要な課題として取り組まれています。
2-5. 用途による分類
用途 | 具体例 | 件数 |
---|---|---|
医療用医薬品 | 処方薬、ジェネリック医薬品 | 40件 |
一般用医薬品 | 市販薬、OTC医薬品 | 25件 |
健康食品 | サプリメント、機能性食品 | 20件 |
医薬部外品 | 美容製品、健康補助食品 | 10件 |
特殊用途食品 | 嚥下補助食品、介護食品 | 5件 |
補足説明:
医療用医薬品および一般用医薬品が主要な用途であり、特にジェネリック医薬品の開発が活発です。健康食品分野では、医薬品製造技術を応用した高品質な製品開発が進められています。また、高齢化社会を背景に、嚥下補助食品などの特殊用途食品の開発も注目されています。
2-6. 課題による分類
課題 | 具体的内容 | 件数 |
---|---|---|
安定性向上 | 保存安定性、光安定性の改善 | 35件 |
製造性改善 | 製造工程の効率化、品質向上 | 30件 |
服用性向上 | 崩壊性、嚥下性の改善 | 25件 |
コスト削減 | 製造コスト低減、原料最適化 | 10件 |
機能性向上 | 有効性向上、新機能付与 | 10件 |
補足説明:
製剤の安定性向上と製造性改善が主要な課題となっています。特に保存時の品質維持や製造工程の効率化に関する技術開発が重視されています。また、高齢者や嚥下困難者に配慮した服用性の向上も重要な課題として取り組まれています。
2-7. 解決手段による分類
解決手段 | アプローチ | 件数 |
---|---|---|
添加剤技術 | 新規添加剤の使用、配合最適化 | 40件 |
製造プロセス改善 | 工程最適化、新規製造方法 | 25件 |
製剤設計 | 新規剤形設計、処方設計 | 20件 |
品質管理 | 評価方法、管理方法の改善 | 10件 |
包装技術 | 安定性向上、保護機能強化 | 5件 |
補足説明:
添加剤技術による解決が最も多く、特に崩壊性や安定性を向上させる新規添加剤の開発や最適な配合設計が重視されています。また、製造プロセスの改善や新規製剤設計による解決も多く見られ、より効率的で高品質な製品開発が進められています。
2-8. 効果による分類
効果 | 具体的な改善点 | 件数 |
---|---|---|
安定性向上 | 保存安定性、光安定性改善 | 35件 |
服用性改善 | 崩壊性向上、嚥下性改善 | 30件 |
製造効率化 | 生産性向上、品質安定化 | 20件 |
コスト削減 | 製造コスト低減、歩留まり向上 | 10件 |
機能性向上 | 有効性増強、新機能付与 | 5件 |
補足説明:
安定性向上と服用性改善に関する効果が最も多く報告されています。特に製剤の保存安定性向上や服用時の利便性向上において顕著な効果が得られています。また、製造効率化によるコスト削減効果も重要な成果として挙げられています。
2-9. 総括
分析結果から、固形製剤分野における特許出願は、主に医薬品製造技術を中心に発展していることが明らかになりました。特に錠剤およびカプセル製剤技術に関する出願が多く、製剤の安定性向上や服用性改善に焦点を当てた技術開発が活発に行われています。また、健康食品・サプリメント分野への技術応用も増加傾向にあり、医薬品製造技術の横展開が進んでいることがわかります。今後は高齢化社会への対応や環境負荷低減などの社会的要請に応える技術開発がさらに重要になると予想されます。
AIを使って、アイデアと類似する技術カテゴリ抽出
本テーマに関連する特許について、技術要素等をカテゴライズしました。
大カテゴリ | 中カテゴリ | 小カテゴリ | 説明 |
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1. 製剤形態 | 1.1 固形製剤 | 1.1.1 錠剤 | 圧縮成形により製造される固形製剤 |
1.1.2 カプセル剤 | 内容物を皮膜で包む製剤形態 | ||
1.1.3 顆粒・散剤 | 粒状や粉末状の医薬品製剤 | ||
1.2 特殊製剤 | 1.2.1 口腔内崩壊錠 | 口腔内で速やかに崩壊する錠剤 | |
1.2.2 チュアブル錠 | 咀嚼可能な錠剤製剤 | ||
1.2.3 徐放性製剤 | 有効成分を徐々に放出する製剤 | ||
1.3 新規剤形 | 1.3.1 ゲル剤 | ゲル状の製剤形態 | |
1.3.2 ゼリー剤 | ゼリー状の製剤形態 | ||
1.3.3 グミ剤 | グミ状の製剤形態 | ||
2. 製剤技術 | 2.1 崩壊性改善 | 2.1.1 崩壊剤配合 | 崩壊剤の最適化による崩壊性向上 |
2.1.2 製法最適化 | 製造方法の工夫による崩壊性改善 | ||
2.1.3 粒度制御 | 粒子サイズの制御による崩壊性向上 | ||
2.2 安定性向上 | 2.2.1 防湿技術 | 水分による劣化を防ぐ技術 | |
2.2.2 光安定化 | 光による分解を防ぐ技術 | ||
2.2.3 熱安定化 | 温度による劣化を防ぐ技術 | ||
2.3 製剤加工 | 2.3.1 造粒技術 | 粒子を製造する技術 | |
2.3.2 コーティング | 製剤表面を被覆する技術 | ||
2.3.3 打錠技術 | 錠剤を成形する技術 | ||
3. 製剤成分 | 3.1 有効成分 | 3.1.1 医薬品成分 | 治療効果を持つ主薬成分 |
3.1.2 機能性成分 | 健康機能を持つ成分 | ||
3.1.3 生薬成分 | 漢方薬・生薬由来成分 | ||
3.2 添加剤 | 3.2.1 賦形剤 | 製剤の形状を保持する成分 | |
3.2.2 結合剤 | 粒子同士を結合させる成分 | ||
3.2.3 滑沢剤 | 製造を円滑にする成分 | ||
3.3 機能性添加剤 | 3.3.1 可塑剤 | 柔軟性を付与する成分 | |
3.3.2 甘味料 | 味を改善する成分 | ||
3.3.3 着色料 | 色調を調整する成分 | ||
4. 製品特性 | 4.1 服用性 | 4.1.1 嚥下性 | 飲み込みやすさに関する特性 |
4.1.2 味覚 | 味に関する特性 | ||
4.1.3 サイズ | 製剤の大きさに関する特性 | ||
4.2 品質特性 | 4.2.1 硬度 | 製剤の強度に関する特性 | |
4.2.2 摩損度 | 製剤の耐久性に関する特性 | ||
4.2.3 均一性 | 成分分布の均一性に関する特性 | ||
4.3 保存特性 | 4.3.1 保存安定性 | 長期保存時の品質維持特性 | |
4.3.2 環境耐性 | 温度・湿度等への耐性 | ||
4.3.3 包装適性 | 包装材料との適合性 | ||
5. 機能性 | 5.1 放出制御 | 5.1.1 溶出性 | 有効成分の放出特性 |
5.1.2 腸溶性 | 腸での溶出を制御する機能 | ||
5.1.3 徐放性 | 成分の放出を制御する機能 | ||
5.2 吸収性 | 5.2.1 生物学的利用能 | 体内での吸収効率 | |
5.2.2 吸収促進 | 吸収を高める機能 | ||
5.2.3 標的性 | 特定部位への到達性 | ||
5.3 相互作用 | 5.3.1 薬物間相互作用 | 複数成分間の相互作用 | |
5.3.2 食物相互作用 | 食事との相互作用 | ||
5.3.3 体内因子相互作用 | 生体成分との相互作用 | ||
6. 製造工程 | 6.1 前処理 | 6.1.1 原料処理 | 原料の調製・精製工程 |
6.1.2 混合工程 | 成分の均一化工程 | ||
6.1.3 造粒工程 | 顆粒の製造工程 | ||
6.2 成形加工 | 6.2.1 打錠工程 | 錠剤の成形工程 | |
6.2.2 カプセル化 | カプセルの製造工程 | ||
6.2.3 コーティング工程 | 表面処理工程 | ||
6.3 品質管理 | 6.3.1 試験方法 | 品質評価方法 | |
6.3.2 規格設定 | 品質基準の設定 | ||
6.3.3 工程管理 | 製造工程の管理方法 | ||
7. 用途開発 | 7.1 適用分野 | 7.1.1 医療用 | 医療用医薬品としての用途 |
7.1.2 一般用 | 一般用医薬品としての用途 | ||
7.1.3 健康食品 | 健康食品としての用途 | ||
7.2 対象者 | 7.2.1 高齢者向け | 高齢者に適した製剤設計 | |
7.2.2 小児向け | 小児に適した製剤設計 | ||
7.2.3 特殊患者向け | 特殊な状態の患者向け設計 | ||
7.3 使用環境 | 7.3.1 医療機関 | 医療機関での使用 | |
7.3.2 在宅医療 | 在宅での使用 | ||
7.3.3 日常使用 | 日常的な使用環境 | ||
8. 環境配慮 | 8.1 原料選択 | 8.1.1 天然原料 | 天然由来原料の使用 |
8.1.2 生分解性材料 | 環境分解性の高い材料 | ||
8.1.3 リサイクル性 | リサイクル可能な材料 | ||
8.2 製造工程 | 8.2.1 省エネルギー | エネルギー効率の向上 | |
8.2.2 廃棄物削減 | 廃棄物の最小化 | ||
8.2.3 排出管理 | 環境負荷物質の管理 | ||
8.3 包装材料 | 8.3.1 環境配慮設計 | 環境に配慮した包装設計 | |
8.3.2 軽量化 | 包装材料の軽量化 | ||
8.3.3 再利用性 | 包装材料の再利用可能性 |
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