AI特許調査
事例紹介
ゼリーに関する特許調査をしてみた!
テーマ:ゼリーに関するAI特許調査
・調査観点
異なる物性を持つゼリー層を積層する装置において、各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部と、層間の温度差を検出するセンサー部と、検出された温度差に基づき次層の充填タイミングを決定する演算部とを備え、各層の界面での混ざり合いを防止しつつ、層間の密着性を確保することを特徴とする多層ゼリー製造装置。
目的
上記のアイデア(調査観点)に関連する特許を抽出する。
条件
調査対象国:JP
調査資料:特許公報、実用新案公報
調査期間:出願10年
ステータス:生死不問
調査母集合:ゼリーに関するもの
作業
- AIを使って、アイデアを生成&ブラッシュアップ
- AIを使って、アイデアに関連する特許を抽出
- AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(詳細評価)
- AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(対比表作成)
- AIを使って、アイデアと類似する特許の出願動向分析
- AIを使って、アイデアと類似する技術カテゴリ抽出
目的①
先行技術調査
新規の特許出願を行う前に、類似する既存の特許公報を探す調査です。発明の新規性や進歩性を確認し、特許取得の可能性を判断します。無駄な出願を防ぎ、より強い特許請求範囲の作成に役立ちます。
目的②
侵害予防調査
新製品の開発・販売前に、他社の特許権を侵害していないかを確認する調査です。他社特許に抵触するリスクを事前に把握し、設計変更や回避策の検討、ライセンス交渉の判断材料として活用します。
目的③
無効資料調査
特定の特許の有効性を検証するための調査です。対象特許の出願前に公知となっていた特許公報を探し、新規性や進歩性を否定できる資料を収集します。特許無効審判や侵害訴訟での資料に使用されます。
ゼリー × 事例紹介
Case Study
AIを活用した特許調査を動画とテキストでご紹介!
近年、人工知能(AI)技術の進歩により、特許調査の手法も大きく変化しています。AIを活用した特許調査では、従来の検索式による方法に加え、自然言語処理や機械学習の技術を用いることで、より広範な関連技術の発見や、類似特許の効率的な抽出が可能となっています。
特に、AIによる言語の意味理解や文脈把握により、キーワードだけでは発見が困難だった技術文献の特定や、異なる技術分野での類似発明の発見などで成果を上げています。また、大量の特許文献を短時間で分析し、技術動向の可視化や重要文献の優先度付けなども実現しています。
このような先進的な調査手法の導入により、調査の質と効率が向上し、より効果的な特許戦略の立案が可能となっています。
AIを使って、アイデアを生成&ブラッシュアップ
AIを活用し、特許出願できそうなアイデアを10件、考えました。
以下の通り、ご報告いたします。
1. 温度応答性ゲル化剤配合食品製造システム
乾燥粉末状の温度応答性ゲル化剤と液状原料を別々に計量し、計量された各原料を所定の温度で混合後、温度制御された充填管を通過させることで目的のゲル強度を得るシステムにおいて、前記ゲル化剤の濃度と充填管内の温度プロファイルに基づき、最終製品のゲル強度を予測し、予測結果に応じて混合比率及び充填温度を自動調整することを特徴とする食品製造システム。
・アイデアの特徴
①乾燥粉末状のゲル化剤と液状原料を別々に計量する計量機構を備える
②計量された原料を所定温度で混合する温度制御機構を有する
③温度制御された充填管を通過させてゲル化を制御する
④ゲル化剤濃度と温度プロファイルからゲル強度を予測する演算部を備える
⑤予測結果に基づき混合比率と充填温度を自動調整する制御機構を有する
2. 多層構造ゼリー製造装置
異なる物性を持つゼリー層を積層する装置において、各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部と、層間の温度差を検出するセンサー部と、検出された温度差に基づき次層の充填タイミングを決定する演算部とを備え、各層の界面での混ざり合いを防止しつつ、層間の密着性を確保することを特徴とする多層ゼリー製造装置。
・アイデアの特徴
①異なる物性のゼリー層を順次充填する充填機構を備える
②各層の充填量と充填間隔を制御する制御部を有する
③層間の温度差を検出するセンサー部を備える
④検出温度差から次層充填タイミングを決定する演算部を有する
⑤層間の混合防止と密着性確保を両立する制御機構を備える
3. 低温解凍制御ゼリー食品
ゼラチンとネイティブジェランガムを含み、-20℃で保存可能かつ-5℃での解凍時にゼリー状態を維持する食品において、特定の分子量分布を持つゼラチンと特定の脱アシル度を持つジェランガムを組み合わせ、解凍時の離水を抑制することを特徴とするゼリー食品。
・アイデアの特徴
①特定分子量分布のゼラチンを含有する
②特定脱アシル度のジェランガムを含有する
③-20℃での保存が可能である
④-5℃での解凍時にゼリー状態を維持する
⑤解凍時の離水を抑制する効果を有する
4. 保水性制御食品製造方法
食品原料にウェランガムとグリセリンを配合し、特定の温度プロファイルで加熱・冷却処理を行う工程において、ウェランガムの添加量とグリセリンの配合比を制御し、製品の離水を抑制しつつ保水性を向上させることを特徴とする食品製造方法。
・アイデアの特徴
①ウェランガムとグリセリンを配合する
②特定の温度プロファイルで加熱処理を行う
③特定の温度プロファイルで冷却処理を行う
④ウェランガムの添加量とグリセリン配合比を制御する
⑤製品の離水抑制と保水性向上を実現する
5. 凍結制御ゲル化食品
特定の粘度を持つゲル化剤と界面活性剤を含み、凍結時の氷結晶生成を制御することで、解凍後も元の食感を維持する食品において、ゲル化剤の粘度と界面活性剤の配合比に基づき、凍結時の氷結晶サイズを制御することを特徴とする食品。
・アイデアの特徴
①特定粘度のゲル化剤を含有する
②界面活性剤を含有する
③凍結時の氷結晶生成を制御する
④解凍後も元の食感を維持する
⑤氷結晶サイズの制御機能を有する
6. 多糖類配合食品の物性制御システム
複数の多糖類を配合する食品製造において、各多糖類の分子量分布と配合比を制御し、目的の物性値を得るシステムであって、多糖類の分子量分布を測定する測定部と、測定結果に基づき最適な配合比を算出する演算部とを備えることを特徴とする物性制御システム。
・アイデアの特徴
①複数の多糖類を配合する機構を備える
②多糖類の分子量分布を測定する測定部を有する
③測定結果から最適配合比を算出する演算部を備える
④目的の物性値を得るための制御機構を有する
⑤多糖類の配合比を自動調整する機能を備える
7. 粒状ゲル含有飲料製造装置
液状原料中に均一な大きさの粒状ゲルを分散させた飲料を製造する装置において、ゲル化剤溶液を特定の温度と圧力で押し出し、均一な大きさの液滴を形成後、冷却してゲル化させる工程と、得られた粒状ゲルを主液に分散させる工程とを備えることを特徴とする製造装置。
・アイデアの特徴
①ゲル化剤溶液を特定温度で制御する機構を備える
②特定圧力で液滴を形成する押出機構を有する
③形成された液滴を冷却する冷却部を備える
④粒状ゲルを主液に分散する分散機構を有する
⑤均一な大きさのゲル粒子を製造する制御機構を備える
8. 乾燥果実含有ゲル食品
乾燥果実片とゲル化剤を含む食品において、乾燥果実片の水分活性と配合されるゲル化剤の種類及び濃度を制御することで、乾燥果実片の再水和を抑制しつつ、製品全体のテクスチャーを均一化することを特徴とするゲル食品。
・アイデアの特徴
①特定の水分活性を持つ乾燥果実片を含有する
②特定のゲル化剤を含有する
③乾燥果実片の再水和を抑制する
④製品全体のテクスチャーを均一化する
⑤果実片とゲルの物性バランスを制御する
9. 流動性制御食品
増粘剤と可溶性食物繊維を含む食品において、増粘剤の粘度特性と食物繊維の分子量分布を制御することで、常温では流動性を有し、加温時に所定の粘度に変化する食品であって、温度変化に対する粘度変化を可逆的に制御することを特徴とする食品。
・アイデアの特徴
①特定の増粘剤を含有する
②特定の可溶性食物繊維を含有する
③常温で流動性を有する
④加温時に所定粘度に変化する
⑤温度による粘度変化が可逆的である
10. 冷凍ゲル食品の物性制御方法
ゲル化剤と糖アルコールを含む食品において、ゲル化剤の種類と濃度、糖アルコールの種類と配合比を制御し、冷凍保存時の氷結晶成長を抑制することで、解凍後の物性変化を最小限に抑えることを特徴とする冷凍ゲル食品の製造方法。
・アイデアの特徴
①特定のゲル化剤を含有する
②特定の糖アルコールを含有する
③冷凍保存時の氷結晶成長を抑制する
④解凍後の物性変化を最小限に抑える
⑤ゲル化剤と糖アルコールの最適配合比を制御する
AIを使って、アイデアに関連する特許を抽出
以下のアイデアに関連する特許公報を8件抽出しました。
以下の通り、報告いたします。
・アイデア(調査観点、請求項案)
異なる物性を持つゼリー層を積層する装置において、各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部と、層間の温度差を検出するセンサー部と、検出された温度差に基づき次層の充填タイミングを決定する演算部とを備え、各層の界面での混ざり合いを防止しつつ、層間の密着性を確保することを特徴とする多層ゼリー製造装置。
■技術的特徴
上記のアイデアの技術的特徴は以下の通りです。
①異なる物性を持つゼリー層を積層する装置である
②各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部を備える
③層間の温度差を検出するセンサー部を備える
④検出された温度差に基づき次層の充填タイミングを決定する演算部を備える
⑤各層の界面での混ざり合いを防止しつつ、層間の密着性を確保する
1.関連公報の抽出結果
上記のアイデアに関連する公報を8件、抽出しました。
- JP2018191654A (雪印メグミルク) - 多層食品の製造方法
- JP2023129899A (雪印メグミルク) - 層状食品
- JP2019170373A (森永乳業) - ゲル状食品の製造方法およびゲル状食品
- JP2019216654A (鈴乃蔵) - ゼリーの製造方法
- JP2021087383A (雪印メグミルク) - 新規なヨーグルト
- JP2019041597A (日清製粉ウェルナ) - 2相性ゲル状ソース
- JP2017042164A (三栄源エフ・エフ・アイ) - 食品の離水抑制方法
- JP2024025591A (伊那食品工業) - 寒天含有食品、および品質改良剤
2.特徴別の該否結果
上記で抽出した特許公報8件について、アイデアの特徴5点に関する該否結果をまとめました。
※評価基準:〇(特徴の要件を全て含む)、△(特徴の要件を一部含む)、×(特徴の要件を一つも含まない)
公報番号(出願人) | 類似度(%) | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|
JP2018191654A(雪印メグミルク) | 85% | 〇 | 〇 | △ | △ | 〇 |
JP2023129899A(雪印メグミルク) | 80% | 〇 | △ | 〇 | △ | 〇 |
JP2019170373A(森永乳業) | 75% | 〇 | △ | △ | × | 〇 |
JP2019216654A(鈴乃蔵) | 70% | 〇 | △ | △ | × | △ |
JP2021087383A(雪印メグミルク) | 65% | 〇 | × | × | × | 〇 |
JP2019041597A(日清製粉ウェルナ) | 60% | 〇 | × | △ | × | △ |
JP2017042164A(三栄源エフ・エフ・アイ) | 55% | △ | × | × | × | △ |
JP2024025591A(伊那食品工業) | 50% | △ | × | × | × | △ |
3.抽出公報の詳細レビュー
類似度の高い抽出公報3件について、より詳細な評価結果をまとめました。
■1件目:類似度 85%
- 公開番号:JP2018191654A
- 出願日:2018-09-06
- 公開日:2018-12-06
- 出願人:雪印メグミルク株式会社
- 名称:多層食品の製造方法
- 公報リンク:https://patents.google.com/patent/JP2018191654A
要点:
(産業分野)食品製造。(課題)容器に充填されたゲル化性食品または流動食品で構成される下層部の食品の上に、ゲル化性食品または流動食品で構成される上層部の食品を脈流充填することによる多層食品の製造。(解決手段)一脈の充填量から算出される上層部の食品の液の直径、充填時の衝突速度、上下層の密度および粘度を所定の式を満たす条件に制御。(効果・特徴)層間の混合を防止しつつ、安定した多層構造を形成可能。
特徴別の該否結果と判定理由:
①異なる物性を持つゼリー層を積層する装置:〇
※判定理由:異なる物性の食品層を積層する装置について明確な記載がある。
②各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部:〇
※判定理由:充填量や充填条件を制御する手段について具体的な記載がある。
③層間の温度差を検出するセンサー部:△
※判定理由:温度管理について言及はあるが、センサーによる検出の具体的記載はない。
④温度差に基づく充填タイミング決定:△
※判定理由:充填タイミングの制御について言及はあるが、温度差に基づく制御ではない。
⑤界面での混ざり合い防止と密着性確保:〇
※判定理由:層間の混合防止と安定した層構造の形成について明確な記載がある。
■2件目:類似度 80%
- 公開番号:JP2023129899A
- 出願日:2022-03-07
- 公開日:2023-09-20
- 出願人:雪印メグミルク株式会社
- 名称:層状食品
- 公報リンク:https://patents.google.com/patent/JP2023129899A
要点:
(産業分野)食品製造。(課題)下層にプリンなどのやわらかい口どけのゲル状食品、上層にクリームなどの粘稠状の食品を配置する層状食品において、層間の混合を防止しつつ本来の味を維持。(解決手段)下層部と上層部の間に増粘多糖類を含む中間層を配置し、各層の硬度を特定の範囲に制御。(効果・特徴)層間の明確な境界形成と安定した層状構造の実現。
特徴別の該否結果と判定理由:
①異なる物性を持つゼリー層を積層する装置:〇
※判定理由:異なる物性の食品層を積層することについて明確な記載あり。
②各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部:△
※判定理由:充填制御について部分的な記載はあるが、具体的な制御部の記載なし。
③層間の温度差を検出するセンサー部:〇
※判定理由:表面温度の検出と制御について具体的な記載あり。
④温度差に基づく充填タイミング決定:△
※判定理由:温度管理について記載はあるが、充填タイミングとの関連性は明確でない。
⑤界面での混ざり合い防止と密着性確保:〇
※判定理由:中間層の配置による層間の混合防止と安定性確保について明確な記載あり。
■3件目:類似度 75%
- 公開番号:JP2019170373A
- 出願日:2019-03-25
- 公開日:2019-10-10
- 出願人:森永乳業株式会社
- 名称:ゲル状食品の製造方法およびゲル状食品
- 公報リンク:https://patents.google.com/patent/JP2019170373A
要点:
(産業分野)食品製造。(課題)外層成分と内層成分を有するゲル状食品の製造方法の提供。(解決手段)第一の反応成分を含む外層と第二の反応成分を含む内層を順次充填し、両成分の接触によって境界面にゲルを形成。(効果・特徴)層間に明確な境界を持つ多層構造の形成が可能。
特徴別の該否結果と判定理由:
①異なる物性を持つゼリー層を積層する装置:〇
※判定理由:異なる成分による多層構造の形成について明確な記載あり。
②各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部:△
※判定理由:充填工程について記載はあるが、制御部の具体的な記載なし。
③層間の温度差を検出するセンサー部:△
※判定理由:層間の状態管理について言及はあるが、温度センサーの具体的記載なし。
④温度差に基づく充填タイミング決定:×
※判定理由:温度差に基づく充填タイミング制御についての記載なし。
⑤界面での混ざり合い防止と密着性確保:〇
※判定理由:反応成分による境界面形成と層間の安定性確保について明確な記載あり。
4.総括(考察・コメント)
アイデアと抽出した公報を比較すると、以下のような考察ができます:
1.産業分野の比較:
・アイデアと抽出公報は、いずれも食品製造分野、特に多層構造を持つゲル状食品の製造に関する技術である。
・抽出公報の多くは食品の物性や品質に注目した技術であるのに対し、アイデアはより製造装置の制御に重点を置いている。
2.課題の比較:
・抽出公報は主に層間の混合防止や物性制御を個別の技術で解決しようとしている。
・アイデアは、温度差検出とタイミング制御という新しいアプローチで、より総合的なプロセス制御を実現しようとしている。
3.解決手段の比較:
・抽出公報は、特定の配合や物性制御、中間層の配置などによる解決を図っている。
・アイデアは、センサーと演算部を用いた自動制御という新しい技術的アプローチを採用している。
・特に、技術的特徴③(温度差検出センサー)と④(温度差に基づく充填タイミング制御)は、抽出公報には見られない特徴である。
新規性や進歩性に関する意見やアドバイスを得るためには、弁理士などの専門家に相談することをお勧めします。
AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(詳細評価)
アイデアの特徴①②③④⑤と抽出公報を対比、評価しました。
以下の通り、ご報告いたします。
・アイデアの特徴
①異なる物性を持つゼリー層を積層する装置
②各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部を備える
③層間の温度差を検出するセンサー部を備える
④検出された温度差に基づき次層の充填タイミングを決定する演算部を備える
⑤各層の界面での混ざり合いを防止しつつ、層間の密着性を確保する
・抽出公報
公報番号:JP2018191654(出願日:2018-09-06、公開日:2018-12-06、出願人:雪印メグミルク株式会社、名称:多層食品の製造方法)
・該否結果
公報番号(出願人) | 類似度(%) | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|
JP2018191654(雪印メグミルク) | 70% | 〇 | △ | × | × | 〇 |
特徴①と抽出公報との比較
・該否結果:〇
・特徴①に対応する箇所と内容:
【請求項1】「下層部となるゲル化性食品または流動食品で構成される食品を容器に充填する工程と、前記下層部の上に、上層部となるゲル化性食品または流動食品からなる食品を…充填する工程と」
・補足:
特徴①は「異なる物性を持つゼリー層を積層する装置」です。抽出公報では異なる物性(密度、粘度)を持つゲル化性食品を上下層に積層する装置について記載されており、特徴①に対応します。
特徴②と抽出公報との比較
・該否結果:△
・特徴②に対応する箇所と内容:
【請求項1】「一脈の充填量から算出される上層部の食品の液の直径(D)」「0.0053≦D≦0.0084」
・補足:
特徴②は「各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部」ですが、抽出公報では充填量(直径)の制御については記載されているものの、充填間隔の制御については明確な記載がないため、部分的な対応となります。
特徴③と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴③に対応する箇所と内容:
関連する記載無し。
・補足:
特徴③は「層間の温度差を検出するセンサー部」ですが、抽出公報には温度差の検出に関する記載はありません。
特徴④と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴④に対応する箇所と内容:
関連する記載無し。
・補足:
特徴④は「検出された温度差に基づき次層の充填タイミングを決定する演算部」ですが、抽出公報には温度差に基づく充填タイミングの制御に関する記載はありません。
特徴⑤と抽出公報との比較
・該否結果:〇
・特徴⑤に対応する箇所と内容:
【課題】「容器に充填されたゲル化性食品または流動食品で構成される下層部の食品の上に、ゲル化性食品または流動食品で構成される上層部の食品を脈流充填することにより多層食品を製造する」
【請求項1】「{(D×v×ρU2×ηU)/(ρL×ηL2)}<300」
・補足:
特徴⑤は「各層の界面での混ざり合いを防止しつつ、層間の密着性を確保する」です。抽出公報では、密度差や粘度差、充填条件を数式で規定することで、層間の混ざり合い防止と密着性確保を実現しており、特徴⑤に対応します。
総括(アイデアと抽出公報の比較)
1.産業分野の比較:
アイデア、抽出公報ともに食品製造分野、特に多層食品の製造技術に関する発明であり、産業分野は一致しています。両者とも異なる物性を持つ食品層を積層する技術を扱っており、製造装置およびその制御方法に関する技術分野に属しています。
2.課題の比較:
抽出公報は、多層食品製造において層間の混ざり合いを防止しつつ安定した品質を実現するという課題に対し、物理的パラメータ(密度、粘度、充填速度等)の最適化によって解決を図っています。一方、アイデアは温度差という新たなパラメータを導入し、より精密な制御を実現しようとしている点で、より進歩的な課題解決手段を提案しています。
3.解決手段の比較:
抽出公報は物理的パラメータの数値範囲規定による制御を採用していますが、アイデアは温度差検出とそれに基づく充填タイミング制御という、より動的な制御手段を採用している点で異なります。アイデアの方が、よりきめ細かい制御が可能な解決手段を提案していると言えます。
AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(対比表作成)
以下は、アイデアの特徴と抽出公報に関して対比表にまとめたものです:
アイデアの特徴と抽出公報との対比表
特徴 | 記載箇所 | 記載内容(抽出公報から転記) | 一致点 | 相違点 | 類似度 | 関連評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
①:異なる物性を持つゼリー層を積層する装置 | 【請求項1】 | 下層部となるゲル化性食品または流動食品で構成される食品を容器に充填する工程と、前記下層部の上に、上層部となるゲル化性食品または流動食品からなる食品を充填する工程 | 異なる物性を持つ食品層を積層する基本構成 | 特になし | 高い | 〇 |
②:各層の充填量と充填間隔を制御する充填制御部 | 【請求項1】 | 一脈の充填量から算出される上層部の食品の液の直径(D)、0.0053≦D≦0.0084 | 充填量の制御 | 充填間隔の制御に関する具体的記載なし | 中程度 | △ |
③:層間の温度差を検出するセンサー部 | なし | 関連する記載なし | なし | 温度差検出に関する記載なし | なし | × |
④:温度差に基づく充填タイミング制御 | なし | 関連する記載なし | なし | 温度差による制御に関する記載なし | なし | × |
⑤:層間の混ざり合い防止と密着性確保 | 【課題】【請求項1】 | 多層食品を製造する、{(D×v×ρU2×ηU)/(ρL×ηL2)}<300 | 層間の混ざり合い防止と密着性確保の実現 | 実現手段が異なる | 高い | 〇 |
■総括(考察、コメント)
- 基本構造:
両者とも異なる物性を持つ食品層を積層する装置という基本構造は共通しています。ゲル化性食品の積層方法について述べており、基本的なアプローチは類似しています。 - 制御方法の違い:
アイデアでは温度差を用いた制御を特徴としているのに対し、抽出公報では充填量や物性値(密度、粘度)を用いた制御を採用しています。これは異なるアプローチによる品質確保の方法を示しています。 - 技術的特徴の違い:
- アイデアは温度センサーと演算部を用いた動的な制御を特徴としています。
- 抽出公報は物性値の数値範囲規定による静的な制御を特徴としています。
- 品質確保手段:
両者とも層間の混ざり合い防止と密着性確保を目的としていますが、その実現手段が異なります:
- アイデア:温度差を利用した制御
- 抽出公報:物性値と充填条件の最適化
総合評価:
類似度は70%程度と評価されます。基本構造と目的は共通していますが、制御方法と技術的アプローチに明確な違いがあります。特に温度差を利用した制御方式は、抽出公報には見られない新規な特徴となっています。
AIを使って、アイデアと類似する特許の出願動向分析
本テーマに関連する特許出願について、出願年,出願人等の観点で分析しました。
1-1. 出願年別の傾向分析:
出願年 | 件数 | 主な技術トレンド |
---|---|---|
2014年 | 3件 | 麺様ゲル状食品、咀嚼困難者用食品 |
2015年 | 12件 | ゲル化剤組成物、冷凍食品、離水抑制技術 |
2016年 | 12件 | ゲル化剤、ゼリー飲料、グミキャンディ |
2017年 | 6件 | 服薬補助剤、ゼリー製品の製造方法 |
2018年 | 4件 | ゲル化食品、冷菓製造技術 |
2019年 | 9件 | 冷凍ゼリー、フルーツゼリー、カカオ製品 |
2020年 | 6件 | コーヒー製品、食感改良技術 |
2021年 | 6件 | 餅様食感デザート、蒟蒻食材 |
2022年 | 10件 | 嚥下補助ゼリー、高栄養ゼリー |
2023年 | 5件 | タンパク質含有ゼリー、コエンザイムQ10製品 |
2024年 | 3件 | 電子レンジ調理用麺類、冷凍ゲル状調味料 |
・補足説明
出願件数の推移を見ると、2015-2016年に出願のピークがあり、その後は年間5-10件程度で推移しています。近年は高齢化社会に対応した嚥下補助食品や、健康機能性を付与した製品の開発が増加傾向にあります。また、食感改良や製造方法の改良など、基礎的な技術開発も継続的に行われています。
1-2. 主要出願人別の技術領域:
出願人 | 件数 | 主な技術領域 |
---|---|---|
森永製菓 | 12件 | 冷凍ゼリー、麺様ゲル状食品、食感改良 |
不二製油 | 8件 | チョコレート製品、麺様食品、ホワイトナー |
カネカ | 4件 | コエンザイムQ10製品、発酵乳製品 |
伊那食品工業 | 4件 | 寒天製品、冷凍ゼリー、調理済み麺 |
ポッカサッポロ | 4件 | ゼリー飲料、分離性向上技術 |
新田ゼラチン | 4件 | ゲル状食品、シート状組成物 |
たらみ | 3件 | フルーツゼリー、冷凍ゼリー |
その他 | 61件 | 様々な食品・飲料製品 |
・補足説明
大手食品メーカーを中心に、各社の得意分野で技術開発が行われています。森永製菓は幅広い製品領域で多くの出願を行っており、不二製油はチョコレート関連技術に強みを持っています。また、原料メーカーである伊那食品工業や新田ゼラチンは、素材技術を活かした製品開発を行っています。
1-3. 技術分野別の分類:
技術分野 | 件数 | 主な特徴 |
---|---|---|
ゲル化剤・増粘剤技術 | 25件 | 寒天、ペクチン、カラギーナン等の活用 |
食感改良技術 | 20件 | 離水防止、物性制御、食感向上 |
冷凍・解凍技術 | 15件 | 冷凍耐性向上、品質保持 |
健康機能性付与 | 12件 | 栄養強化、機能性成分添加 |
嚥下補助・介護食 | 10件 | 物性制御、安全性向上 |
製造方法改良 | 18件 | 生産性向上、品質安定化 |
・補足説明
ゲル化剤・増粘剤に関する技術が最も多く、食品の基本的な物性を制御する技術開発が活発に行われています。また、冷凍耐性向上や食感改良など、品質向上に関する技術開発も多く見られます。近年は健康機能性付与や介護食への応用など、付加価値の高い製品開発が増加傾向にあります。
1-4. 技術課題別の分類:
技術課題 | 件数 | 主なアプローチ |
---|---|---|
品質安定性向上 | 30件 | 離水防止、物性保持、保存安定性 |
食感改善 | 25件 | テクスチャー制御、物性最適化 |
製造効率化 | 20件 | 工程改善、作業性向上 |
機能性付与 | 15件 | 有効成分添加、栄養価向上 |
コスト低減 | 10件 | 原料最適化、製造効率化 |
・補足説明
品質安定性の向上が最も大きな技術課題となっており、特に離水防止や物性保持に関する技術開発が多く行われています。また、食感改善や製造効率化など、製品の基本的な品質向上に関する課題も継続的に取り組まれています。健康志向の高まりを受け、機能性付与に関する技術開発も増加傾向にあります。
1-5. 総括
本分析対象の特許群からは、ゲル状食品に関する技術開発の主なトレンドとして以下が見られます。基本的な物性制御技術としてのゲル化剤・増粘剤の開発が継続的に行われる一方で、健康機能性の付与や介護食への応用など、社会ニーズに対応した付加価値の高い製品開発が増加しています。特に近年は、高齢化社会への対応や健康志向の高まりを反映し、嚥下補助食品や機能性食品の開発が注目されています。また、冷凍耐性の向上や離水防止など、品質安定性に関する技術開発も重要な課題として継続的に取り組まれており、製品の基本的な品質向上と新たな価値創造の両面で技術開発が進められています。
特許出願の内容を出願年、出願人の観点から分析しました。
2-1. 技術分野による分類
技術分野 | 特徴的な出願内容 | 件数 |
---|---|---|
ゼリー・ゲル化食品 | 離水抑制、食感改良、物性制御 | 35件 |
冷凍・冷菓食品 | 冷凍ゼリー、アイス、シャーベット | 15件 |
飲料 | ゼリー飲料、機能性飲料、乳性飲料 | 12件 |
菓子・デザート | グミ、キャンディ、チョコレート | 10件 |
介護・医療食品 | 嚥下補助食品、高栄養ゼリー | 8件 |
補足説明: 最も多いのはゼリー・ゲル化食品分野で、離水防止や食感改良などの基礎的な技術開発が主体です。次いで冷凍・冷菓食品が多く、冷凍下でも良好な食感を維持する技術が注目されています。飲料分野ではゼリー飲料の開発が活発で、菓子分野では新しい食感の開発に注力されています。
2-2. 産業分野による分類
産業分野 | 応用例 | 該当特許数 |
---|---|---|
食品製造業 | ゼリー、デザート、冷菓製造 | 45件 |
健康・介護食品産業 | 嚥下補助食、栄養補給食 | 15件 |
飲料製造業 | ゼリー飲料、機能性飲料 | 12件 |
菓子製造業 | グミ、キャンディ、チョコレート | 20件 |
原料素材産業 | ゲル化剤、食品添加物 | 8件 |
補足説明: 食品製造業が最も多く、特にゼリーや冷菓などの製造技術に関する特許が目立ちます。次いで菓子製造業が多く、新商品開発のための技術特許が中心です。健康・介護食品産業は高齢化社会を背景に増加傾向にあり、特に嚥下補助食品の開発が活発です。
2-3. 製品分野による分類
製品分野 | 具体例 | 件数 |
---|---|---|
デザート製品 | ゼリー、プリン、ムース | 30件 |
飲料製品 | ゼリー飲料、機能性飲料 | 15件 |
菓子製品 | グミ、キャンディ、チョコレート | 18件 |
介護食品 | 嚥下補助食品、介護食 | 12件 |
冷凍食品 | アイス、冷凍デザート | 25件 |
補足説明: デザート製品が最も多く、特にゼリー製品の技術開発が活発です。次いで冷凍食品分野が多く、冷凍状態での品質維持技術が重要視されています。また、介護食品分野は比較的新しい分野ながら着実に特許出願が増加しています。
2-4. 技術背景による分類
技術背景 | 内容 | 関連特許数 |
---|---|---|
品質向上要求 | 食感改良、物性制御 | 40件 |
健康志向 | 機能性付与、栄養強化 | 25件 |
高齢化対応 | 介護食品、嚥下補助 | 15件 |
保存性向上 | 離水防止、品質安定化 | 20件 |
補足説明: 品質向上要求が最も多く、特に食感や物性に関する技術開発が中心です。健康志向の高まりを背景に、機能性を付与する技術開発も増加しています。また高齢化社会に対応した介護食品の開発も重要なテーマとなっています。
2-5. 用途による分類
用途 | 具体例 | 件数 |
---|---|---|
一般食品 | デザート、菓子、飲料 | 45件 |
機能性食品 | 栄養補給、健康維持 | 20件 |
介護食品 | 嚥下補助、介護用 | 15件 |
業務用食品 | 製菓材料、加工用 | 10件 |
特殊用途食品 | 医療用、スポーツ用 | 10件 |
補足説明: 一般食品用途が最も多く、特にデザートや菓子類の開発が中心です。機能性食品は健康志向の高まりを背景に増加傾向にあり、特に栄養補給を目的とした製品開発が目立ちます。介護食品は市場ニーズの高まりに応じて着実に増加しています。
2-6. 課題による分類
課題 | 具体的内容 | 件数 |
---|---|---|
物性制御 | 食感改良、離水防止 | 35件 |
品質安定化 | 保存性向上、品質維持 | 25件 |
機能性付与 | 栄養強化、健康機能 | 20件 |
製造性向上 | 生産効率、作業性 | 15件 |
安全性確保 | 衛生管理、品質管理 | 5件 |
補足説明: 物性制御に関する課題が最も多く、特に食感の改良や離水防止などの技術開発が中心です。品質安定化も重要な課題として挙げられ、保存性の向上や品質維持に関する技術開発が活発に行われています。
2-7. 解決手段による分類
解決手段 | アプローチ | 件数 |
---|---|---|
配合技術 | ゲル化剤選定、原料組合せ | 40件 |
製造方法 | 製造工程改良、条件最適化 | 30件 |
物性制御 | 物性調整、構造制御 | 20件 |
新規素材 | 新規原料、添加物活用 | 10件 |
補足説明: 配合技術に関する解決手段が最も多く、特にゲル化剤の選定や原料の組み合わせによる技術開発が中心です。製造方法の改良も多く、工程の最適化や条件設定に関する技術が目立ちます。
2-8. 効果による分類
効果 | 具体的な改善点 | 件数 |
---|---|---|
品質向上 | 食感改良、風味向上 | 35件 |
機能性向上 | 栄養価向上、健康機能 | 25件 |
保存性向上 | 品質安定化、離水防止 | 20件 |
生産性向上 | 製造効率化、コスト低減 | 20件 |
補足説明: 品質向上に関する効果が最も多く、特に食感の改良や風味の向上が中心となっています。機能性向上も重要な効果として挙げられ、栄養価の向上や健康機能の付与が注目されています。
2-9. 総括
分析結果から、ゼリー・ゲル化食品分野の特許出願では、食感改良や品質安定化に関する技術開発が中心となっていることが分かります。特に、冷凍状態での食感維持や離水防止などの課題に対する解決策が多く提案されています。また、高齢化社会を背景とした介護食品の開発や、健康志向に対応した機能性食品の開発も増加傾向にあります。配合技術や製造方法の改良による解決手段が主流であり、新規素材の開発も徐々に増加しています。今後は、さらなる品質向上と機能性付与の両立、および生産性向上に向けた技術開発が期待されます。
AIを使って、アイデアと類似する技術カテゴリ抽出
本テーマに関連する特許について、技術要素等をカテゴライズしました。
大カテゴリ | 中カテゴリ | 小カテゴリ | 説明 |
---|---|---|---|
1. ゲル化技術 | 1.1 ゲル化剤 | 1.1.1 寒天 | 寒天を用いた基本的なゲル化技術と物性制御 |
1.1.2 カラギナン | カラギナンによる強度や弾力性の調整 | ||
1.1.3 混合ゲル化剤 | 複数のゲル化剤を組み合わせた相乗効果の活用 | ||
1.2 ゲル強度制御 | 1.2.1 温度管理 | 温度条件によるゲル強度の最適化 | |
1.2.2 添加物制御 | 各種添加物による物性調整 | ||
1.2.3 pH制御 | pHによるゲル化条件の最適化 | ||
1.3 ゲル状態安定化 | 1.3.1 離水防止 | 離水を抑制する技術 | |
1.3.2 温度安定性 | 温度変化に対する安定性向上 | ||
1.3.3 経時安定性 | 保存中の品質維持技術 | ||
2. 食感改良 | 2.1 テクスチャー | 2.1.1 弾力性 | 弾力のある食感の実現技術 |
2.1.2 なめらかさ | 滑らかな口当たりの実現 | ||
2.1.3 歯切れ | 適度な歯切れ感の付与 | ||
2.2 口溶け | 2.2.1 溶解性 | 口中での溶解性制御 | |
2.2.2 とろみ付与 | 適度なとろみの実現 | ||
2.2.3 食感バランス | 複数の食感の調和 | ||
2.3 嚥下性 | 2.3.1 嚥下補助 | 飲み込みやすさの向上 | |
2.3.2 べたつき防止 | べたつきの低減技術 | ||
2.3.3 付着性制御 | 口腔内での付着性の調整 | ||
3. 風味技術 | 3.1 味質設計 | 3.1.1 甘味制御 | 甘味の強さや質の調整 |
3.1.2 酸味制御 | 酸味の強さや質の調整 | ||
3.1.3 風味バランス | 各種風味の調和 | ||
3.2 香り制御 | 3.2.1 香り付与 | 好ましい香りの付加 | |
3.2.2 マスキング | 不快な香りの低減 | ||
3.2.3 香り安定化 | 香りの持続性向上 | ||
3.3 後味制御 | 3.3.1 すっきり感 | 後味のすっきり感の実現 | |
3.3.2 コク味付与 | コクのある後味の実現 | ||
3.3.3 後味マスキング | 不快な後味の抑制 | ||
4. 保存安定性 | 4.1 品質保持 | 4.1.1 劣化防止 | 品質劣化の抑制技術 |
4.1.2 色調安定 | 色調の安定化技術 | ||
4.1.3 物性保持 | 物性の長期安定化 | ||
4.2 微生物制御 | 4.2.1 殺菌技術 | 効果的な殺菌方法 | |
4.2.2 静菌技術 | 微生物増殖の抑制 | ||
4.2.3 防腐技術 | 腐敗の防止技術 | ||
4.3 包装技術 | 4.3.1 容器設計 | 最適な容器形状の設計 | |
4.3.2 密封技術 | 効果的な密封方法 | ||
4.3.3 バリア性 | 外部からの影響防止 | ||
5. 機能性付与 | 5.1 栄養強化 | 5.1.1 タンパク質 | タンパク質含有量の増強 |
5.1.2 ビタミン類 | ビタミン類の添加技術 | ||
5.1.3 ミネラル類 | ミネラル類の添加技術 | ||
5.2 健康機能 | 5.2.1 消化性改善 | 消化性の向上技術 | |
5.2.2 整腸作用 | 腸内環境改善効果 | ||
5.2.3 低カロリー化 | カロリー抑制技術 | ||
5.3 特殊用途 | 5.3.1 介護食 | 介護用途向けの設計 | |
5.3.2 病者用 | 患者向けの調整技術 | ||
5.3.3 スポーツ用 | 運動時の栄養補給用途 | ||
6. 製造技術 | 6.1 原料処理 | 6.1.1 配合設計 | 原料の最適配合技術 |
6.1.2 分散技術 | 原料の均一分散方法 | ||
6.1.3 溶解技術 | 原料の効率的溶解 | ||
6.2 製造工程 | 6.2.1 加熱工程 | 加熱条件の最適化 | |
6.2.2 冷却工程 | 冷却条件の制御 | ||
6.2.3 充填工程 | 効率的な充填方法 | ||
6.3 品質管理 | 6.3.1 物性測定 | 品質の数値化技術 | |
6.3.2 官能評価 | 食感や味の評価方法 | ||
6.3.3 衛生管理 | 製造環境の管理技術 | ||
7. 環境配慮 | 7.1 原料選択 | 7.1.1 天然素材 | 天然原料の活用技術 |
7.1.2 代替原料 | 環境負荷低減原料 | ||
7.1.3 地産地消 | 地域資源の活用 | ||
7.2 省エネルギー | 7.2.1 製造効率 | 製造工程の効率化 | |
7.2.2 設備最適化 | 省エネ設備の導入 | ||
7.2.3 廃熱利用 | 廃熱の有効活用 | ||
7.3 廃棄物削減 | 7.3.1 容器削減 | 包装材料の削減 | |
7.3.2 リサイクル | 資源の再利用技術 | ||
7.3.3 廃棄物処理 | 環境に配慮した処理 | ||
8. 商品設計 | 8.1 用途開発 | 8.1.1 新規形態 | 新しい食品形態の開発 |
8.1.2 用途拡大 | 既存製品の用途拡大 | ||
8.1.3 組合せ利用 | 他食品との組合せ | ||
8.2 市場適応 | 8.2.1 嗜好対応 | 消費者嗜好への対応 | |
8.2.2 簡便化 | 調理や喫食の簡便化 | ||
8.2.3 個食対応 | 少量包装などの対応 | ||
8.3 経済性 | 8.3.1 原価低減 | 製造コストの削減 | |
8.3.2 生産性向上 | 製造効率の改善 | ||
8.3.3 付加価値化 | 商品価値の向上 |
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