AI特許調査
事例紹介
菓子に関する特許調査をしてみた!
テーマ:菓子に関するAI特許調査
・調査観点
小麦粉及び米粉を主原料とする食品において、食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料と、酵素処理により改質された多糖類を組み合わせ、生地中の水分保持能力及び粘弾性を制御し、従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する代替食品用生地において、前記代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整することを特徴とする低糖質食品用生地改質システム。
目的
上記のアイデア(調査観点)に関連する特許を抽出する。
条件
調査対象国:JP
調査資料:特許公報、実用新案公報
調査期間:出願10年
ステータス:生死不問
調査母集合:菓子に関するもの
作業
- AIを使って、アイデアを生成&ブラッシュアップ
- AIを使って、アイデアに関連する特許を抽出
- AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(詳細評価)
- AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(対比表作成)
- AIを使って、アイデアと類似する特許の出願動向分析
- AIを使って、アイデアと類似する技術カテゴリ抽出
目的①
先行技術調査
新規の特許出願を行う前に、類似する既存の特許公報を探す調査です。発明の新規性や進歩性を確認し、特許取得の可能性を判断します。無駄な出願を防ぎ、より強い特許請求範囲の作成に役立ちます。
目的②
侵害予防調査
新製品の開発・販売前に、他社の特許権を侵害していないかを確認する調査です。他社特許に抵触するリスクを事前に把握し、設計変更や回避策の検討、ライセンス交渉の判断材料として活用します。
目的③
無効資料調査
特定の特許の有効性を検証するための調査です。対象特許の出願前に公知となっていた特許公報を探し、新規性や進歩性を否定できる資料を収集します。特許無効審判や侵害訴訟での資料に使用されます。
菓子 × 事例紹介
Case Study
AIを活用した特許調査を動画とテキストでご紹介!
近年、人工知能(AI)技術の進歩により、特許調査の手法も大きく変化しています。AIを活用した特許調査では、従来の検索式による方法に加え、自然言語処理や機械学習の技術を用いることで、より広範な関連技術の発見や、類似特許の効率的な抽出が可能となっています。
特に、AIによる言語の意味理解や文脈把握により、キーワードだけでは発見が困難だった技術文献の特定や、異なる技術分野での類似発明の発見などで成果を上げています。また、大量の特許文献を短時間で分析し、技術動向の可視化や重要文献の優先度付けなども実現しています。
このような先進的な調査手法の導入により、調査の質と効率が向上し、より効果的な特許戦略の立案が可能となっています。
AIを使って、アイデアを生成&ブラッシュアップ
AIを活用し、特許出願できそうなアイデアを10件、考えました。
以下の通り、ご報告いたします。
1. 低糖質代替食品用生地改質システム
小麦粉及び米粉を主原料とする食品において、食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料と、酵素処理により改質された多糖類を組み合わせ、生地中の水分保持能力及び粘弾性を制御し、従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する代替食品用生地において、前記代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整することを特徴とする低糖質食品用生地改質システム。
・アイデアの特徴
①食物繊維とタンパク質を主成分とする代替原料を使用する
②酵素処理により多糖類を改質する
③生地の水分保持能力と粘弾性を制御する
④従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する
⑤代替原料と改質多糖類の配合比率を用途別に自動調整する
2. 菓子用クリーム物性制御装置
油脂の結晶化度合いと乳化状態をリアルタイムで計測し、温度と攪拌速度を制御することにより、クリームの比重と気泡径を最適化し、冷凍保存後の解凍時における物性変化を抑制し、なめらかな口溶けと適度な硬さを両立するクリーム製造において、前記クリームの物性データに基づく製造条件の自動補正を行うことを特徴とするクリーム物性制御装置。
・アイデアの特徴
①油脂の結晶化度合いと乳化状態をリアルタイムで計測する
②温度と攪拌速度を制御する
③クリームの比重と気泡径を最適化する
④冷凍保存後の物性変化を抑制する
⑤物性データに基づく製造条件の自動補正を行う
3. 焼成食品用膨張制御システム
二酸化炭素ハイドレートの分解温度と分解速度を制御し、生地中の気泡形成タイミングを最適化することで、均一な気泡構造と適度な弾力性を実現する焼成食品製造において、前記ハイドレートの添加量と焼成温度プロファイルを、目標とする食感に応じて設定することを特徴とする膨張制御システム。
・アイデアの特徴
①二酸化炭素ハイドレートの分解温度と速度を制御する
②生地中の気泡形成タイミングを最適化する
③均一な気泡構造を実現する
④適度な弾力性を付与する
⑤ハイドレートの添加量と焼成温度プロファイルを食感に応じて設定する
4. ゼリー菓子用食感調整システム
植物油脂の粒子径と分散状態を制御し、ゲル化剤との相互作用を最適化することで、冷凍時の氷結晶生成を抑制し、解凍後の滑らかな食感を実現するゼリー製造において、前記油脂の粒子径分布と分散状態を連続的に測定し、製造工程を自動制御することを特徴とするゼリー食感調整システム。
・アイデアの特徴
①植物油脂の粒子径と分散状態を制御する
②ゲル化剤との相互作用を最適化する
③冷凍時の氷結晶生成を抑制する
④解凍後の滑らかな食感を実現する
⑤油脂の粒子径分布と分散状態を連続測定し製造工程を制御する
5. チョコレート物性制御装置
チョコレート類と可塑性油中水型乳化物の混合比率及び温度条件を制御し、常温でのカット性と口溶けの良さを両立させる製菓用チョコレート素材製造において、前記混合物の温度履歴と粘度変化を監視し、製造条件を自動調整することを特徴とするチョコレート物性制御装置。
・アイデアの特徴
①チョコレート類と乳化物の混合比率を制御する
②混合時の温度条件を制御する
③常温でのカット性を確保する
④口溶けの良さを実現する
⑤混合物の温度履歴と粘度変化を監視し製造条件を自動調整する
6. セルロースナノファイバー配合制御システム
セルロースナノファイバーの分散状態と配向性を制御し、生地中での気泡安定化効果を最適化することで、きめ細かな気泡構造と均一な食感を実現する菓子製造において、前記ナノファイバーの添加量と分散条件を生地種類別に自動設定することを特徴とする配合制御システム。
・アイデアの特徴
①セルロースナノファイバーの分散状態を制御する
②ナノファイバーの配向性を制御する
③生地中での気泡安定化効果を最適化する
④きめ細かな気泡構造を実現する
⑤ナノファイバーの添加量と分散条件を生地種類別に設定する
7. 棒状マカロン製造装置
卵白と砂糖、アーモンドパウダーを混合した生地を棒状に成形し、内部までの焼き上がり状態を均一化することで、外側がさくっとして内部までしっかりとした食感を実現する棒状マカロン製造において、前記生地の成形条件と焼成温度分布を自動制御することを特徴とする製造装置。
・アイデアの特徴
①卵白と砂糖、アーモンドパウダーを混合する
②生地を棒状に成形する
③内部までの焼き上がり状態を均一化する
④外側がさくっとした食感を実現する
⑤生地の成形条件と焼成温度分布を自動制御する
8. 焼き菓子用冷凍熟成制御システム
生地中の油脂結晶構造と水分分布を制御し、冷凍熟成過程における組織変化を最適化することで、ホロホロ感としっとり感を両立する焼き菓子製造において、前記冷凍温度プロファイルと熟成時間を製品特性に応じて自動設定することを特徴とする熟成制御システム。
・アイデアの特徴
①生地中の油脂結晶構造を制御する
②水分分布を制御する
③冷凍熟成過程の組織変化を最適化する
④ホロホロ感としっとり感を両立する
⑤冷凍温度プロファイルと熟成時間を製品特性に応じて設定する
9. 包餡菓子用中身制御装置
中身の水分活性と粘弾性を制御し、外皮との水分移動を抑制することで、長期保存後も半生様食感を維持する包餡菓子製造において、前記中身の物性値と水分活性を連続的に測定し、配合条件を自動調整することを特徴とする中身制御装置。
・アイデアの特徴
①中身の水分活性を制御する
②中身の粘弾性を制御する
③外皮との水分移動を抑制する
④半生様食感を長期間維持する
⑤中身の物性値と水分活性を測定し配合条件を自動調整する
10. 生体調整機能剤分散制御システム
生体調整機能剤の粒子径と分散状態を制御し、生地中での均一性を確保することで、糖質吸収抑制効果と食感品質を両立する加工食品製造において、前記機能剤の分散状態をリアルタイムで測定し、混錬条件を自動最適化することを特徴とする分散制御システム。
・アイデアの特徴
①生体調整機能剤の粒子径を制御する
②機能剤の分散状態を制御する
③生地中での均一性を確保する
④糖質吸収抑制効果と食感品質を両立する
⑤機能剤の分散状態を測定し混錬条件を自動最適化する
AIを使って、アイデアに関連する特許を抽出
以下のアイデアに関連する特許公報を8件抽出しました。
以下の通り、報告いたします。
・アイデア(調査観点、請求項案)
小麦粉及び米粉を主原料とする食品において、食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料と、酵素処理により改質された多糖類を組み合わせ、生地中の水分保持能力及び粘弾性を制御し、従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する代替食品用生地において、前記代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整することを特徴とする低糖質食品用生地改質システム。
■技術的特徴
上記のアイデアの技術的特徴は以下の通りです。
①小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地である
②食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料を含む
③酵素処理により改質された多糖類を含む
④水分保持能力及び粘弾性を制御して従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する
⑤代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整する
1.関連公報の抽出結果
上記のアイデアに関連する公報を8件、抽出しました。
- JP2023041885 (出願日:2023-02-03、公開日:2023-03-24、出願人:株式会社三鷹ホールディングス、名称:生体調整機能剤含有小麦粉及び/又は米粉加工食品用マスターバッチ及びその製造方法)
- JP2021129528 (出願日:2020-02-20、公開日:2021-09-09、出願人:株式会社三鷹ホールディングス、名称:生体調整機能剤含有小麦粉及び/又は米粉加工食品用マスターバッチ及びその製造方法)
- JP2021185892 (出願日:2020-06-04、公開日:2021-12-13、出願人:森永製菓株式会社、名称:菓子、複合菓子、及び菓子の製造方法)
- JP2021101625 (出願日:2019-12-24、公開日:2021-07-15、出願人:花王株式会社、名称:小麦ふすま加工品)
- JPWO2022097313 (出願日:2021-03-23、公開日:2022-05-12、出願人:株式会社日清製粉ウェルナ、名称:生地食品の製造方法及び生地食品のざらつきの低下方法)
- JP2020010631 (出願日:2018-07-17、公開日:2020-01-23、出願人:不二製油株式会社、名称:菓子生地練り込み用水中油型乳化油脂組成物)
- JP2019037199 (出願日:2017-08-28、公開日:2019-03-14、出願人:キユーピー株式会社、名称:食品用乾燥卵白及びこれを用いた食品用ミックス粉、並びに食品)
- JP2019075991 (出願日:2017-10-20、公開日:2019-05-23、出願人:森永製菓株式会社、名称:低糖質焼成スナック食品)
2.特徴別の該否結果
上記で抽出した特許公報8件について、アイデアの特徴5点に関する該否結果をまとめました。
※評価基準:〇(特徴の要件を全て含む)、△(特徴の要件を一部含む)、×(特徴の要件を一つも含まない)
公報番号(出願人) | 類似度(%) | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|
JP2023041885(三鷹HD) | 85 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
JP2021129528(三鷹HD) | 80 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | × |
JP2021185892(森永製菓) | 75 | 〇 | 〇 | × | △ | × |
JP2021101625(花王) | 70 | 〇 | △ | 〇 | △ | × |
JPWO2022097313(日清製粉) | 65 | 〇 | △ | 〇 | △ | × |
JP2020010631(不二製油) | 60 | △ | 〇 | × | △ | × |
JP2019037199(キユーピー) | 55 | 〇 | △ | × | △ | × |
JP2019075991(森永製菓) | 50 | △ | 〇 | × | △ | × |
3.抽出公報の詳細レビュー
類似度の高い抽出公報3件について、より詳細な評価結果をまとめました。
■1件目:類似度 85%
- 公開番号: JP2023041885
- 出願日: 2023-02-03
- 公開日: 2023-03-24
- 出願人: 株式会社三鷹ホールディングス
- 名称:生体調整機能剤含有小麦粉及び/又は米粉加工食品用マスターバッチ及びその製造方法
- 公報リンク(GooglePatents):https://patents.google.com/patent/JP2023041885
- 要点:(産業分野)小麦粉・米粉加工食品。(課題)糖質吸収抑制機能、脂質吸収抑制機能、及び腸内環境改善機能を高める生体調整機能剤を均一に混入することが困難という課題の解決。(解決手段)生体調整機能剤が均一に存在する小麦粉及び/又は米粉と水との混錬物で、小麦粉のドウ及びバッター、並びに米粉の生地に混合容易である加工食品用マスターバッチ。(効果・特徴)生体調整機能剤を容易に均一混合でき、生地の物性も良好な加工食品を提供できる。
〇特徴別の該否結果と判定理由
①小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地:〇
※判定理由:小麦粉及び米粉加工食品用マスターバッチとして記載あり。
②食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料:〇
※判定理由:生体調整機能剤として食物繊維、タンパク質を含有する記載あり。
③酵素処理により改質された多糖類:〇
※判定理由:酵素処理された多糖類を含む記載あり。
④水分保持能力及び粘弾性を制御:〇
※判定理由:生地の物性制御に関する記載あり。
⑤配合比率を生地の用途に応じて自動調整:×
※判定理由:自動調整に関する記載なし。
■2件目:類似度 80%
- 公開番号: JP2021129528
- 出願日: 2020-02-20
- 公開日: 2021-09-09
- 出願人: 株式会社三鷹ホールディングス
- 名称:生体調整機能剤含有小麦粉及び/又は米粉加工食品用マスターバッチ及びその製造方法
- 公報リンク(GooglePatents):https://patents.google.com/patent/JP2021129528
- 要点:(産業分野)小麦粉・米粉加工食品。(課題)生体調整機能剤を小麦粉及び/又は米粉加工食品に容易に混入する。(解決手段)生体調整機能剤が均一に存在する小麦粉及び/又は米粉と水との混錬物。(効果・特徴)生体調整機能剤を容易に均一混合でき、物性の良好な加工食品を提供できる。
〇特徴別の該否結果と判定理由
①小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地:〇
※判定理由:小麦粉及び米粉加工食品用マスターバッチとして記載あり。
②食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料:〇
※判定理由:生体調整機能剤として食物繊維、タンパク質を含む記載あり。
③酵素処理により改質された多糖類:〇
※判定理由:酵素処理された多糖類を含む記載あり。
④水分保持能力及び粘弾性を制御:△
※判定理由:物性制御について一部記載があるが、詳細な制御方法の記載なし。
⑤配合比率を生地の用途に応じて自動調整:×
※判定理由:自動調整に関する記載なし。
■3件目:類似度 75%
- 公開番号: JP2021185892
- 出願日: 2020-06-04
- 公開日: 2021-12-13
- 出願人: 森永製菓株式会社
- 名称:菓子、複合菓子、及び菓子の製造方法
- 公報リンク(GooglePatents):https://patents.google.com/patent/JP2021185892
- 要点:(産業分野)菓子製造。(課題)タンパク質を高含有に配合し糖質を抑えた場合でも、生地の成形性が良好で、硬すぎないソフトな食感を実現。(解決手段)タンパク質20-50質量%、食物繊維2-30質量%を含有し、糖質20質量%以下とする。(効果・特徴)低糖質でありながら良好な食感を実現。
〇特徴別の該否結果と判定理由
①小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地:〇
※判定理由:小麦粉代替の低糖質菓子生地として記載あり。
②食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料:〇
※判定理由:タンパク質20-50%、食物繊維2-30%の含有を記載。
③酵素処理により改質された多糖類:×
※判定理由:酵素処理による改質に関する記載なし。
④水分保持能力及び粘弾性を制御:△
※判定理由:生地の物性について言及はあるが、具体的な制御方法の記載なし。
⑤配合比率を生地の用途に応じて自動調整:×
※判定理由:自動調整に関する記載なし。
4.総括(考察・コメント)
ユーザーが入力したアイデア(調査観点、請求項案)と抽出した公報を比較すると、以下のような考察ができます:
1.産業分野の比較:
- アイデアと抽出公報は、いずれも小麦粉・米粉を用いた食品製造分野に関する技術である。
- アイデアは自動制御システムまで含む包括的な技術であるのに対し、抽出公報は個別の配合技術や製造方法に関するものが多い。
2.課題の比較:
- アイデアは、低糖質化と同時に従来品と同等の物性実現を目指している。
- 抽出公報も同様の課題に取り組んでいるが、自動制御による解決までは踏み込んでいない。
- 特に、JP2023041885やJP2021129528は、生体調整機能剤の均一混合という類似の課題に取り組んでいる。
3.解決手段の比較:
- アイデアは、代替原料と改質多糖類の組み合わせに加え、自動調整システムという新しいアプローチを採用している。
- 抽出公報は主に特定の配合比率や製造条件の規定による解決を図っている。
- 特に技術的特徴⑤(自動調整システム)は、抽出公報には見られない特徴である。
新規性や進歩性に関する意見やアドバイスを得るためには、弁理士などの専門家に相談することをお勧めします。
AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(詳細評価)
アイデアの特徴①②③④⑤と抽出公報を対比、評価しました。
以下の通り、ご報告いたします。
・アイデアの特徴
①小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地である
②食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料を含む
③酵素処理により改質された多糖類を含む
④水分保持能力及び粘弾性を制御して従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する
⑤代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整する
・抽出公報
公報番号:JP2023041885(出願日:2023-02-03、公開日:2023-03-24、出願人:株式会社三鷹ホールディングス、名称:生体調整機能剤含有小麦粉及び/又は米粉加工食品用マスターバッチ及びその製造方法)
・該否結果
※評価基準:〇(特徴の要件を全て含む)、△(特徴の要件を一部含む)、×(特徴の要件を一つも含まない)
公報番号(出願人) | 類似度 | ① | ② | ③ | ④ | ⑤ |
---|---|---|---|---|---|---|
JP2023041885(三鷹HD) | 30% | △ | × | × | × | × |
特徴①と抽出公報との比較
・該否結果:△
・特徴①に対応する箇所:
【要約】
「小麦粉と水とを混錬した粘度の高いドウを生地として使用する、うどんやそうめん等の麺類、マカロニやスパゲッティ等のマカロニ類、及び、食パンやピロキシ等のパン類等、並びに、…米粉加工食品」
・補足:
特徴①は「小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地」ですが、抽出公報Ⅰでは小麦粉及び米粉を主原料とする食品用生地について記載されているものの、代替食品用生地については言及されていません。
特徴②と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴②に対応する箇所:
関連する記載無し。抽出公報では生体調整機能剤の添加について記載されていますが、食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料については記載されていません。
・補足:
特徴②は「食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料を含む」ですが、抽出公報Ⅰにはこれらの代替原料に関する記載はありません。
特徴③と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴③に対応する箇所:
関連する記載無し。抽出公報には酵素処理により改質された多糖類に関する記載はありません。
・補足:
特徴③は「酵素処理により改質された多糖類を含む」ですが、抽出公報Ⅰにはこの技術要素に関する記載はありません。
特徴④と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴④に対応する箇所:
関連する記載無し。抽出公報には水分保持能力及び粘弾性の制御に関する具体的な記載はありません。
・補足:
特徴④は「水分保持能力及び粘弾性を制御して従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する」ですが、抽出公報Ⅰにはこの技術要素に関する記載はありません。
特徴⑤と抽出公報との比較
・該否結果:×
・特徴⑤に対応する箇所:
関連する記載無し。抽出公報には配合比率の自動調整に関する記載はありません。
・補足:
特徴⑤は「代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整する」ですが、抽出公報Ⅰにはこの技術要素に関する記載はありません。
総括(アイデアと抽出公報の比較)
1.産業分野の比較:
アイデアと抽出公報は共に食品加工分野、特に小麦粉・米粉を用いた加工食品に関する技術である。ただし、アイデアは代替食品の製造に焦点を当てているのに対し、抽出公報は既存の小麦粉・米粉加工食品への機能性付与を目的としている点で異なる。
2.課題の比較:
アイデアは小麦粉・米粉の代替となる新しい食品素材の開発と、その物性制御という課題に取り組んでいる。一方、抽出公報は既存の小麦粉・米粉加工食品に生体調整機能剤を効果的に配合するという異なる課題に取り組んでいる。
3.解決手段の比較:
アイデアは代替原料の使用と多糖類の改質、および配合比率の自動調整という新規な技術的手段を採用している。対して抽出公報は、生体調整機能剤を含むマスターバッチの開発という異なるアプローチを採用しており、解決手段は大きく異なる。
AIを使って、アイデアと抽出公報を対比(対比表作成)
以下は、アイデアの特徴と抽出公報に関して対比表にまとめたものです:
アイデアの特徴と抽出公報との対比表
特徴 | 記載箇所 | 記載内容(抽出公報から転記) | 一致点 | 相違点 | 類似度 | 関連評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
①:小麦粉及び米粉を主原料とする食品の代替食品用生地 | 【要約】 | 小麦粉と水とを混錬した粘度の高いドウを生地として使用する、うどんやそうめん等の麺類、マカロニやスパゲッティ等のマカロニ類、及び、食パンやピロキシ等のパン類等、並びに、米粉加工食品 | 小麦粉及び米粉を主原料とする食品用生地について記載 | 代替食品用生地としての記載なし | 部分的 | △ |
②:食物繊維及びタンパク質を主成分とする代替原料を含む | - | 該当する記載なし | なし | 食物繊維・タンパク質を主成分とする代替原料の記載なし | なし | × |
③:酵素処理により改質された多糖類を含む | - | 該当する記載なし | なし | 酵素処理による多糖類の改質に関する記載なし | なし | × |
④:水分保持能力及び粘弾性を制御して従来の小麦粉生地と同等の物性を実現する | - | 該当する記載なし | なし | 水分保持能力・粘弾性の制御に関する記載なし | なし | × |
⑤:代替原料と改質多糖類の配合比率を生地の用途に応じて自動調整する | - | 該当する記載なし | なし | 配合比率の自動調整に関する記載なし | なし | × |
■総括(考察、コメント)
- 基本原料の共通点:両者とも小麦粉および米粉を使用する食品用生地に関する技術であり、この点で基本的な出発点は共通しています。
- 技術アプローチの違い:アイデアは代替食品の開発に焦点を当て、食物繊維やタンパク質を活用した新しい原料開発を目指しているのに対し、抽出公報は従来の小麦粉・米粉加工品の改良に主眼を置いています。
- 技術の革新性:アイデアは酵素処理による多糖類の改質や、物性制御、自動調整システムなど、より革新的な技術要素を含んでいますが、抽出公報にはこれらの要素は見られません。
- 目的の違い:アイデアは代替食品としての新しい価値創造を目指しているのに対し、抽出公報は従来の食品の改良を目的としており、根本的な方向性が異なります。
- 技術の具体性:アイデアは原料組成から製造方法、物性制御まで具体的な技術要素を含んでいますが、抽出公報はより基本的な内容にとどまっています。
総じて、両者は小麦粉・米粉を扱う点で共通していますが、技術的アプローチ、目的、具体的な実現手段において大きく異なっています。類似度は約30%と評価され、特許性を損なうような重要な一致点は見られません。
AIを使って、アイデアと類似する特許の出願動向分析
本テーマに関連する特許出願について、出願年,出願人等の観点で分析しました。
1-1. 出願年別の傾向分析:
出願年 | 件数 | 主な技術トレンド |
---|---|---|
2014年 | 2件 | 油菓子の製造方法、吸油抑制技術 |
2015年 | 11件 | 棒状マカロン、チョコレート菓子、食感改良剤 |
2016年 | 10件 | スティック菓子、乳化物技術、焼成技術 |
2017年 | 8件 | 油脂組成物、ベーカリー製品、水分制御技術 |
2019年 | 10件 | 餅状食品、セルロースナノファイバー応用、冷菓技術 |
2020年 | 6件 | 包装技術、生体調整機能、発酵技術 |
2021年 | 8件 | スフレ生地、餅菓子、冷凍技術 |
2022年 | 7件 | チョコレート生地、低糖質化、乳化技術 |
2023年 | 4件 | 餃子形菓子、生体調整機能剤、フラワーペースト |
・補足説明
出願年別の分析から、2015年から2019年にかけて活発な出願がみられ、特に食感改良や製造方法に関する技術開発が盛んでした。近年は健康機能性や低糖質化、冷凍技術など、消費者ニーズの多様化に対応した技術開発にシフトしている傾向が見られます。また、従来の菓子製造技術に新しい素材や製法を組み合わせた革新的な技術開発も増加しています。
1-2. 主要出願人別の技術領域:
出願人 | 件数 | 主な技術領域 |
---|---|---|
不二製油 | 12件 | チョコレート技術、乳化技術、油脂開発 |
株式会社ADEKA | 10件 | 油脂組成物、ベーカリー製品、フィリング材 |
森永製菓 | 8件 | 焼成菓子、チョコレート菓子、スナック菓子 |
株式会社ロッテ | 6件 | チョコレート生地、冷菓技術、風味改良 |
ミヨシ油脂 | 5件 | 可塑性油脂、ベーカリー用油脂、風味改良 |
・補足説明
主要出願人の分析から、不二製油やADEKAなどの素材メーカーが油脂技術や乳化技術を中心に多くの出願を行っている一方、森永製菓やロッテなどの菓子メーカーは最終製品に関する技術開発に注力していることが分かります。また、各社の強みを活かした技術領域での研究開発が進められており、素材開発から製品化まで幅広い技術革新が行われています。
1-3. 技術分野別の分類:
技術分野 | 件数 | 主な特徴 |
---|---|---|
油脂技術 | 25件 | 乳化技術、可塑性向上、風味改良 |
チョコレート技術 | 18件 | 焼成技術、低糖質化、食感制御 |
餅・和菓子技術 | 12件 | 食感改良、保存性向上、冷凍技術 |
ベーカリー技術 | 15件 | 生地改良、フィリング技術、風味向上 |
冷菓技術 | 10件 | 食感制御、風味向上、保形性改良 |
・補足説明
技術分野別の分析から、従来の製菓・製パン技術に加えて、新しい素材や製法を組み合わせた技術開発が活発に行われていることが分かります。特に油脂技術は食感や風味の改良に大きく寄与しており、各分野での応用が進んでいます。また、健康志向や保存性向上などの社会ニーズに対応した技術開発も増加しています。
1-4. 技術課題別の分類:
技術課題 | 件数 | 主なアプローチ |
---|---|---|
食感改良 | 30件 | 新規油脂、乳化技術、微細化技術 |
保存安定性 | 20件 | 水分制御、油脂設計、包装技術 |
風味向上 | 25件 | 素材配合、発酵技術、加工技術 |
健康機能性 | 15件 | 低糖質化、機能性素材、新規原料 |
製造効率化 | 10件 | 工程改良、設備開発、品質管理 |
・補足説明
技術課題別の分析から、食感や風味の改良に関する技術開発が最も多く、次いで保存安定性の向上に関する技術が続いています。特に近年は健康機能性を付与した製品開発のニーズが高まっており、低糖質化や機能性素材の活用など、新しい技術アプローチが増加しています。また、製造効率化に向けた技術開発も継続的に行われています。
1-5. 総括
本分析から、菓子・製パン分野における特許出願動向では、基本的な製造技術の改良に加えて、健康志向や保存性向上などの社会ニーズに対応した技術開発が活発化していることが明らかになりました。特に、不二製油やADEKAなどの素材メーカーによる油脂技術や乳化技術の開発が活発で、これらの技術が各種製品の品質向上に大きく貢献しています。また、近年は低糖質化や機能性付与など、健康に配慮した製品開発に関する特許出願が増加傾向にあり、市場ニーズの変化に対応した技術革新が進んでいます。
特許出願の内容を出願年、出願人の観点から分析しました。
2-1. 技術分野による分類
技術分野 | 特徴的な出願内容 | 件数 |
---|---|---|
菓子製造技術 | チョコレート、マカロン、ゼリー等の製造方法 | 35件 |
油脂加工技術 | 乳化、油脂組成物、可塑性向上 | 25件 |
食品素材技術 | 食物繊維、澱粉、乳化剤等の配合 | 20件 |
冷凍・冷菓技術 | アイスクリーム、冷凍菓子の製造 | 12件 |
製パン・製麺技術 | パン、麺類の製造方法 | 8件 |
・補足説明
菓子製造技術が最も多く、特にチョコレートや和洋菓子の製造方法に関する出願が目立ちます。次いで油脂加工技術が多く見られ、食感や保存性の向上を目的とした油脂組成物の開発が活発です。食品素材技術では、健康志向に対応した機能性素材の配合技術が特徴的です。
2-2. 産業分野による分類
産業分野 | 応用例 | 該当特許数 |
---|---|---|
菓子製造業 | チョコレート、スナック、和菓子製造 | 45件 |
食品素材製造業 | 油脂、乳化剤、添加物製造 | 30件 |
ベーカリー産業 | パン、製パン用素材製造 | 15件 |
冷凍食品産業 | アイスクリーム、冷凍菓子製造 | 10件 |
・補足説明
菓子製造業が最も多く、特に大手菓子メーカーによる出願が目立ちます。食品素材製造業では、油脂メーカーによる機能性油脂の開発が活発です。ベーカリー産業では、製パン用素材の改良に関する技術開発が進められています。
2-3. 製品分野による分類
製品分野 | 具体例 | 件数 |
---|---|---|
チョコレート類 | 生チョコ、焼成チョコレート | 30件 |
和洋菓子類 | マカロン、餅菓子、ゼリー | 25件 |
製パン製品 | パン用油脂、改良剤 | 20件 |
スナック類 | ポテトスナック、米菓 | 15件 |
冷菓類 | アイスクリーム、冷凍デザート | 10件 |
・補足説明
チョコレート関連製品が最も多く、特に食感や保存性の向上に関する技術が多く出願されています。和洋菓子類では、伝統的な和菓子と洋菓子の融合製品に関する技術開発が進んでいます。製パン製品では、品質改良剤の開発が活発に行われています。
2-4. 技術背景による分類
技術背景 | 内容 | 関連特許数 |
---|---|---|
品質向上ニーズ | 食感、風味、保存性の改良 | 40件 |
健康志向対応 | 低糖質、機能性素材配合 | 25件 |
生産性向上 | 製造工程の効率化、歩留まり向上 | 20件 |
コスト削減 | 原料代替、製造コスト低減 | 15件 |
・補足説明
製品の品質向上に関する技術開発が最も多く、特に食感や保存性の改良に焦点が当てられています。健康志向の高まりを背景に、低糖質製品や機能性素材を活用した技術開発も増加しています。また、製造効率の向上やコスト削減に関する技術も継続的に開発されています。
2-5. 用途による分類
用途 | 具体例 | 件数 |
---|---|---|
製品品質向上 | 食感改良、風味向上 | 35件 |
機能性付与 | 健康機能、保存性向上 | 25件 |
製造工程改善 | 作業性向上、効率化 | 20件 |
コスト最適化 | 原料削減、歩留まり向上 | 15件 |
新製品開発 | 新規食感、新規製法 | 5件 |
・補足説明
製品の品質向上を目的とした技術が最も多く、特に食感や風味の改良に関する技術が中心です。機能性付与では、健康機能や保存性の向上に関する技術が増加傾向にあります。製造工程の改善では、作業性の向上や効率化に焦点が当てられています。
2-6. 課題による分類
課題 | 具体的内容 | 件数 |
---|---|---|
品質維持・向上 | 食感、風味、保存性改良 | 40件 |
製造効率化 | 工程簡略化、歩留まり向上 | 25件 |
コスト低減 | 原料代替、製造コスト削減 | 20件 |
健康機能付与 | 低糖質化、機能性向上 | 15件 |
・補足説明
品質維持・向上に関する課題が最も多く、特に食感や保存性の改良に焦点が当てられています。製造効率化では、工程の簡略化や歩留まり向上が主な課題となっています。また、原料コストの低減や健康機能の付与も重要な課題として取り組まれています。
2-7. 解決手段による分類
解決手段 | アプローチ | 件数 |
---|---|---|
素材改良 | 新規油脂、乳化剤開発 | 35件 |
製法改良 | 製造条件最適化、工程改善 | 30件 |
配合技術 | 最適配合比率の確立 | 20件 |
品質管理 | 検査方法、基準確立 | 15件 |
・補足説明
素材改良による解決手段が最も多く、特に油脂や乳化剤の開発が中心となっています。製法改良では、製造条件の最適化や工程改善によるアプローチが多く見られます。配合技術では、各種原料の最適な配合比率を確立する取り組みが進められています。
2-8. 効果による分類
効果 | 具体的な改善点 | 件数 |
---|---|---|
品質向上 | 食感改良、風味向上 | 40件 |
保存性向上 | 日持ち向上、品質安定化 | 25件 |
生産性向上 | 製造効率化、歩留まり改善 | 20件 |
コスト削減 | 原材料費削減、製造コスト低減 | 15件 |
・補足説明
品質向上に関する効果が最も多く、特に食感や風味の改良が顕著な成果として報告されています。保存性向上では、製品の日持ち向上や品質安定化が達成されています。生産性向上では、製造効率の改善や歩留まりの向上が実現されています。
2-9. 総括
食品業界における特許出願動向を分析した結果、品質向上を主眼とした技術開発が最も活発に行われていることが明らかになりました。特にチョコレートや和洋菓子分野での出願が多く、食感や保存性の改良に関する技術が中心となっています。また、健康志向の高まりを背景に、低糖質製品や機能性素材を活用した技術開発も増加傾向にあります。製造面では、効率化やコスト削減に向けた技術開発も継続的に行われており、特に油脂技術や乳化技術の進展が顕著です。今後は、さらなる品質向上と健康機能の付与、環境負荷低減などの社会的要請に応える技術開発が進むことが予想されます。
AIを使って、アイデアと類似する技術カテゴリ抽出
本テーマに関連する特許について、技術要素等をカテゴライズしました。
大カテゴリ | 中カテゴリ | 小カテゴリ | 説明 |
---|---|---|---|
1. 製品形態 | 1.1 焼成品 | 1.1.1 ケーキ類 | スポンジケーキやスフレなど焼成による膨化製品の技術 |
1.1.2 クッキー類 | 生地を成形して焼き上げる製品の製造技術 | ||
1.1.3 パイ・パン類 | 層状構造を持つ焼成製品の製造方法 | ||
1.2 非加熱品 | 1.2.1 チョコレート | テンパリングや成形に関する製造技術 | |
1.2.2 ゼリー・グミ | ゲル化剤を用いた食感設計技術 | ||
1.2.3 冷菓 | アイスクリームなど冷凍による物性制御技術 | ||
1.3 油菓子 | 1.3.1 揚げ菓子 | 油で揚げて調理する菓子の製造技術 | |
1.3.2 油脂含有菓子 | 油脂を練り込んだ生地の製造方法 | ||
1.3.3 コーティング | 油脂によるコーティング技術 | ||
2. 食感制御 | 2.1 物性改良 | 2.1.1 保形性向上 | 形状保持力を高める配合設計技術 |
2.1.2 食感改良 | しっとり感やサクサク感を制御する技術 | ||
2.1.3 組織制御 | 気泡構造や結晶構造の制御技術 | ||
2.2 安定化 | 2.2.1 乳化安定化 | 水中油型・油中水型の安定化技術 | |
2.2.2 離水防止 | 水分移行を抑制する技術 | ||
2.2.3 保存安定性 | 経時変化を抑制する技術 | ||
2.3 機能性付与 | 2.3.1 低糖質化 | 糖質を低減する代替技術 | |
2.3.2 栄養強化 | タンパク質や食物繊維の強化技術 | ||
2.3.3 機能性素材 | 健康機能を付与する素材技術 | ||
3. 原料技術 | 3.1 油脂 | 3.1.1 可塑性油脂 | 展延性や加工性を持つ油脂組成物 |
3.1.2 特殊油脂 | 機能性を付与した油脂素材 | ||
3.1.3 油脂改質 | 物性を改良する油脂加工技術 | ||
3.2 粉類 | 3.2.1 小麦粉 | 製パン性や製菓性を持つ粉類 | |
3.2.2 米粉 | 米を原料とする粉製品技術 | ||
3.2.3 特殊粉類 | 豆類やその他の粉末原料技術 | ||
3.3 副材料 | 3.3.1 乳化剤 | 界面活性剤による物性制御技術 | |
3.3.2 増粘剤 | 粘性付与剤による物性制御技術 | ||
3.3.3 甘味料 | 糖類による物性・風味制御技術 | ||
4. 加工技術 | 4.1 熱処理 | 4.1.1 焼成 | 加熱による組織形成技術 |
4.1.2 加熱調理 | 加熱による物性制御技術 | ||
4.1.3 冷却 | 冷却による物性制御技術 | ||
4.2 成形 | 4.2.1 押出成形 | 押出による形状付与技術 | |
4.2.2 シート成形 | 層状構造形成技術 | ||
4.2.3 複合成形 | 異種材料の組合せ技術 | ||
4.3 表面処理 | 4.3.1 コーティング | 表面被覆による物性制御技術 | |
4.3.2 艶出し | 外観品質向上技術 | ||
4.3.3 粉付け | 表面性状制御技術 | ||
5. 風味技術 | 5.1 基本風味 | 5.1.1 甘味 | 甘味質の制御技術 |
5.1.2 コク味 | 風味の深みを付与する技術 | ||
5.1.3 香り | 香気成分の制御技術 | ||
5.2 素材風味 | 5.2.1 チョコレート風味 | カカオ由来の風味制御技術 | |
5.2.2 乳風味 | 乳製品由来の風味制御技術 | ||
5.2.3 フルーツ風味 | 果実由来の風味制御技術 | ||
5.3 風味増強 | 5.3.1 風味強化 | 風味の増強技術 | |
5.3.2 マスキング | 不要な味や香りを抑制する技術 | ||
5.3.3 風味安定化 | 風味の劣化を防止する技術 | ||
6. 保存技術 | 6.1 品質保持 | 6.1.1 水分制御 | 水分活性の制御技術 |
6.1.2 酸化防止 | 酸化劣化の抑制技術 | ||
6.1.3 微生物制御 | 微生物による変敗防止技術 | ||
6.2 包装 | 6.2.1 バリア性 | ガスバリア性付与技術 | |
6.2.2 保湿性 | 水分保持技術 | ||
6.2.3 耐衝撃性 | 物理的保護技術 | ||
6.3 保存条件 | 6.3.1 温度管理 | 温度による品質制御技術 | |
6.3.2 湿度管理 | 湿度による品質制御技術 | ||
6.3.3 環境制御 | 保存環境の最適化技術 | ||
7. 生産技術 | 7.1 製造工程 | 7.1.1 連続生産 | 連続的な製造プロセス技術 |
7.1.2 品質管理 | 製造工程の品質制御技術 | ||
7.1.3 効率化 | 生産性向上技術 | ||
7.2 設備 | 7.2.1 成形機 | 成形加工用設備技術 | |
7.2.2 加熱設備 | 加熱処理用設備技術 | ||
7.2.3 冷却設備 | 冷却処理用設備技術 | ||
7.3 衛生管理 | 7.3.1 清浄化 | 製造環境の清浄化技術 | |
7.3.2 殺菌 | 微生物制御技術 | ||
7.3.3 異物管理 | 異物混入防止技術 | ||
8. 分析評価 | 8.1 物性評価 | 8.1.1 テクスチャー測定 | 食感の数値化技術 |
8.1.2 粘度測定 | 流動特性の評価技術 | ||
8.1.3 強度測定 | 硬さ等の物性評価技術 | ||
8.2 品質評価 | 8.2.1 官能評価 | 感覚的品質の評価技術 | |
8.2.2 成分分析 | 化学的品質の評価技術 | ||
8.2.3 安全性評価 | 衛生・安全性の評価技術 | ||
8.3 保存性評価 | 8.3.1 経時変化 | 時間経過による変化の評価技術 | |
8.3.2 環境影響 | 環境要因の影響評価技術 | ||
8.3.3 shelf-life | 賞味期限の設定技術 |
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